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ミクロポーラス反応場における水素化脱硫反応機構と高活性脱硫触媒の設計

研究課題

研究課題/領域番号 07242203
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関室蘭工業大学

研究代表者

杉岡 正敏  室蘭工業大学, 工学部, 教授 (80001329)

研究期間 (年度) 1995 – 1997
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1995年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
キーワードチオフェン / 水素化脱硫反応機構 / ゼオライト / 貴金属 / 触媒設計 / 高活性脱硫触媒 / ブレンステッド融点 / スピルオーバー水素
研究概要

本研究では、地球環境改善のための高活性脱硫触媒を開発するために、種々のゼオライト(USY,HZSM-5など)に種々の貴金属(Pt,Rh,Pd,Ru)を担持した触媒を調製し、これらの触媒上でのチオフェンの水素化脱硫反応(HDS)機構を検討した。
この結果、USY担持貴金属触媒のHDS活性は貴金属の種類によって大きく変化し、Pt/USY触媒が最も高いHDS活性を示した。この触媒のHDS活性は実用触媒であるCoMo/Al_2O_3触媒よりも高いものであった。Pt/USY触媒のHDS活性は反応時間とともに徐々に低下する傾向を示したが、PtとPdとを組み合わせることにより、HDS活性の低下をかなり改善することができた。
一方、HZSM-5担持貴金属においても、担持する貴金属の種類によってHDS活性は大きく変化し、とくにPt/HZSM-5担持貴金属においても脱硫率100%近い活性と長時間安定な活性を示すことが明らかとなった。
さらに、Pt/USYおよびPt/HZSM-5触媒上でのチオフェンのHDS反応機構をFT-IRを用いて詳細に検討した。この結果、チオフェンはUSY,HZSM-5細孔内のブレンステッド酸点と強く相互作用して活性化され、一方水素は外表面上のPt上で活性化されてスピルオーバー水素となり、細孔内で活性化されているチオフェンを攻撃してHDS反応が進行することが明らかとなった。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] M.Sugioka: "Hydrodesulfurization of thiophene over noble metals supported on ZSM-5 Zeolites." Studies in Surface Science and Catalysis. 94. 544-551 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] M.Sugioka: "Hydrodesulfurization of thiophene over Pt/HZSM-5 Catalyst." Proceedings of International Symposium on Zeolite in China.173-180 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] M.Sugioka: "Hydrodesulfurization of thiophene over Pt supported on Zeolites." Abstract of International Forum on Environmental Catalysis ′95. 53-53 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] M.Sugioka: "New hydrodesulfurization catalysts : Noble metals supported on USY zeolite." Catalysis Today,. (in press). (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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