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メタロメソポーラスモレキュラーシ-ブの合成と触媒作用

研究課題

研究課題/領域番号 07242221
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東京大学

研究代表者

辰巳 敬  東京大学, 工学部(試), 助教授 (30101108)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1995年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワードチタン / メソポア / ゼオライト / 酸化 / エポキシ化
研究概要

Si源としてオルトケイ酸エチル(TEOS)または水ガラス,Ti源としてオルトチタン酸ブチル(TBOT),型剤にセチルトリメチルアンモニウムイオン(C_<16>TMACl,Br,OH,ClまたはBr/OH=7/3)を用い,静置条件下,100℃,10日間の水熱処理を行うことによりメソポーラスモレキュラーシ-ブを合成した.生成物の構造に影響を与える因子としては,型剤/Si比の他に,型剤の濃度,Si源,共存イオンなどがあることが明らかとなった.本研究では,これらの因子を制御し,さらに,二段階加水分解法を用いることにより,三次元細孔を持つMCM-48の骨格中にチタンを導入できた.UVスペクトルから,二段階加水分解法で合成したTi-MCM-48(1)は270nmの骨格外Ti,312nmのアナターゼの吸収を示すのに対し,一段階法のTi-MCM-48(2)は220nmの孤立4配位Tiの吸収しか示さず,二段階加水分解法が適していることがわかった.また,高分解能電子顕微鏡写真から,立法晶の空間群Ia3dに属する三次元構造が観察された.Ti-MCM-41,Ti-MCM-48を触媒として使用することにより,H_2O_2を酸化剤としたエポキシ化反応を進行させることができた.三次元細孔を持つTi-MCM-48では,一次元細孔を持つTi-MCM-41よりも活性が高かった.H_2O_2よりもTBHPを酸化剤とした方が活性は高くなるが,TiO_2-SiO_2に比べると酸化剤による差はずっと小さくM41Sの親水性は非晶質の場合に比べて小さいことによると解釈された.また,Ti-MCM-48(2)はアナターゼの見られるTi-MCM-48(1)よりもわずかながら高い活性を示した.

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Takashi Tatsumi: "Synthesis of titanium-containing mesoporous molecular sieves with a cubic structure" Chemical Communication. 145-146 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 辰巳 敬: "酸化反応触媒としてのTi,V含有ゼオライト" 触媒. 37. 598-605 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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