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ナノ反応場の触媒活性点構造

研究課題

研究課題/領域番号 07242238
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関山梨大学

研究代表者

小宮山 政晴  山梨大学, 教育学部, 助教授 (60150257)

研究分担者 島口 たけみ  山梨大学, 教育学部, 教務職員 (40242622)
研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1995年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワード原子間力顕微鏡 / ゼオライト / ピリジン / ヒューランダイト / 分子配列構造 / 分子配向構造
研究概要

本研究では、1)SPM(STM、AFM)によりナノクリスタル触媒およびナノポーラス触媒の活性点構造を明らかにし、2)その知識をナノ反応場の創製に応用することことを目的とした。とくにナノポーラス触媒について、AFMによる水溶液中での酸塩基点の検出に重点をおいた。
その結果、触媒として多用されるゼオライトの劈解面に水溶液中から吸着したピリジン塩基分子の分子像を得ることに成功した。さらにこの分子像から、本表面へのピリジン塩基分子の配列構造ならびに分子配向構造を決定することに成功した。たとえばヒューランダイト(010)表面に水溶液から吸着したピリジン分子はきれいな六方構造を示し、ピリジン環は表面平行から43°、また六方構造の分子配列軸から20°傾いて吸着していた。同様の検討をスティルバイトおよびピコリンその他の分子についても行った。
金属および半導体表面での吸着分子の配列ならびに配向構造はLEEDやUPSなどにより数多く調べられているが、ゼオライトなどの絶縁性試料にはこれらの手法が適用できないため、これまでこのようなデータを得る方法がなかった。本研究はこのようなデータの初めての報告であり、今後のAFM技術の進展は、このような研究の空白領域を埋めてゆくものと期待される。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] M. Komiyama: "Formation of Two-Dimensional Pseudo-Solid Phase of Pyridine Bases on Zeolite Surfaces" J. Scanning Microsc.(印刷中).

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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