研究課題/領域番号 |
07244102
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
舘 〓 (舘 すすむ) 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (50236535)
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研究分担者 |
廣瀬 通孝 東京大学, 工学部・附属総合試験所, 助教授 (40156716)
佐藤 誠 東京工業大学, 精密工学研究所, 教授 (50114872)
伊福部 達 北海道大学, 電子科学研究所, 教授 (70002102)
桜井 靖久 東京女子医科大学, 医用工学研究施設, 教授 (20010027)
大山 正 放送大学, 客員教授 (50008942)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
28,600千円 (直接経費: 28,600千円)
1998年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1997年度: 8,000千円 (直接経費: 8,000千円)
1996年度: 8,600千円 (直接経費: 8,600千円)
1995年度: 9,000千円 (直接経費: 9,000千円)
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キーワード | 研究総括 / 研究成果発表会 / 公開シンポジウム / 実績報告書 / ホームページ / 情報共有支援 / 人工現実感 / SCS / homepage / シンポジウム / 情報交換支援 / 通信ネットワーク / 成果報告書 |
研究概要 |
人工現実感技術は、人間の諸感覚器官に対して計算機による合成刺激を与えることにより、実際には存在していない世界があたかも自分の周囲に広がっているかのごとく知覚させるものである。この技術は、我々人間と、計算機に代表される種々の機械とをこれまでにないレベルで密着さようという試みを含んでいる。したがって、人工現実感の技術では、計算機工学、通信工学、シミュレーション工学、ロボット工学など工学分野はもとより、生理学、心理学、認知科学、神経科学などのきわめて広い学問領域との密接な連携が不可欠である。本特定領域では、以上のような背景をふまえ、人工現実感に関する基礎研究の課題を整理し、新しい時代の人間-計算機系のあり方について、組織的な研究を遂行してきた。 本年度は、認知、提示、構成、評価の各側面から、人工現実感に関する議論をさらに深め整理し、個々の研究者が、公開シンポジウムや多くの学会で論文発表を行った。これらの成果は、WWW(World Wide Web)によって、インターネットへも公開が行われている。それらに基づいて、各班の成果を総括的に取りまとめて、最終的な研究成果報告書を発行した。さらに、これを元にして平成11年度には一般学術図書を出版する予定であり、そのための準備を行った。また、第13回「大学と科学」公開シンポジウム「バーチャルリアリティ」を開催し、9年度までに達成された研究成果を、広く一般社会に対して公開した。WWWによる成果の公開についても、内容の拡充整備を進め、我が国における人工現実感研究の状況を世界に向けて発信した。 こうした活動により、3年の研究期間で得られた研究成果を集約し、今後さらにこの分野の研究を進める場合の基礎的知見として、広く一般社会に対して成果情報のフィードバックを行った。
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