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人工現実感における立体知覚の脳磁気・脳波計測

研究課題

研究課題/領域番号 07244105
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東京大学

研究代表者

吉澤 修治  東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (90010959)

研究分担者 西村 千秋  東邦大学, 医学部, 助教授 (50011193)
研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
1995年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
キーワード認知 / メンタルロ-テーション / 情報統合 / 脳磁気 / 信号源推定
研究概要

認知は感覚系からのbottom upな処理だけでなく、むしろ運動系も含めたtop downの行動を共なうactiveな情報統合のプロセスと考えられる。
最近,L. M. ParsonsらはCRT上に表示された左右手の判別において、手を動かすプログラムが使用されている(実際に手を動かすことは禁止されている)ことを示唆する極めて興味深いPETのデータを発表した[3].この実験は視覚系と運動系の左右脳の優位性を利用した巧妙なパラダイムを用いている.彼らのデータはPETによるものであるため,このパラダイムの期間に運動系が関与していることは分かるが,その時間的構造を見ることはできない.
そこで,ヒトの認知過程における運動系の関与の時間構造を調べる試みとして,Parsonsらのパラダイムを用いてそのときのMEG(脳磁場)計測を実施した.これによりPETの空間分解能のよさとMEGの時間分解能のよさを兼ねられる可能性が生じる.すなわち,MEGからの信号源推定には一般に誤差関数に多くの極小があるため,位置情報が全くないところからの推定には問題が残される.しかし,信号源の位置がほぼ分かっているときにはかなり正確な空間・時間を推定することができる.
現在,本実験の計測結果の詳しい解析を進めているところであるが、右手(80ものの信号源位置は概略つぎのように推定された.第一次運動野に推定されることはなかった.

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 西村千秋他: "仮現運動視による誘発脳磁界とその発生源推定" 日本生体磁気学会誌. 8. 228-231 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 西村千秋,榊原一矢,吉澤修治他: "立体視に付随する脳磁図の測定" 日本生体磁気学会誌. 8. 224-227 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 菊地吉晃,吉澤修治他: "全頭SQUID磁束計による単音節別関連のP300mの検討" 日本生体磁気学会誌. 8. 72-73 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 上諏訪,吉澤: "遅延対照合タスクの連想記憶モデル" 電子情報通信学会技報. NC95. 25-30 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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