研究分担者 |
黒川 隆夫 京都工芸繊維大学, 工芸学部, 教授 (00029539)
岩田 洋夫 筑波大学, 構造工学系・助教授 (60184884)
畑田 豊彦 東京工芸大学, 工学部, 教授 (20148034)
原田 哲也 東京理科大学, 基礎工学部, 講師 (80189703)
石川 正俊 東京大学, 工学部, 助教授 (40212857)
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配分額 *注記 |
123,900千円 (直接経費: 123,900千円)
1997年度: 22,300千円 (直接経費: 22,300千円)
1996年度: 42,600千円 (直接経費: 42,600千円)
1995年度: 59,000千円 (直接経費: 59,000千円)
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研究概要 |
[計画研究a]視覚情報提示の研究:畑田は臨場感溢れる安定した大画面,広視域,高画質なドーム型スクリーン映像表示システムを試作し,臨場感の評価を行なった.また,臨場感溢れる大画面映像とのインタフェースとして足を用いた対話システムについて検討し,評価実験を行なった. [計画研究b]聴覚情報提示の研究:原田は視覚,力覚,聴覚情報を伴う仮想空間において,バスケットボールのドリブルという聴覚情報が重要な役割を担う作業空間を設定し,マルチモーダル情報提示の効果,各情報に遅延が生じた場合の影響について研究を行なった. [計画研究c]触覚情報提示の研究:佐藤はマルチモーダルなインタフェースとしての人工現実感技術の個人利用を目的とするPCベースのVRシステムを構築し,リハビリテーションシステムへの応用の可能性を検討した. 岩田は力覚ディスプレイを用いた仮想環境構築を総括するために,各種の力覚提示デバイスに対応し,様々なアプリケーション開発を容易にするモジュラー化ソフトウェアの開発を行なった. [計画研究d]感覚行動相互作用の研究:黒川は立体眼鏡またはHMDを用いる仮想空間での視知覚特性を求め,それが現実の特性と一致するよう空間補正をすれば,操作と認知が正確に行なえることを示した.また補正しない場合の人間の行動適応を分析した. 石川は感覚行動の相互作用,特に人間の視触覚統合機能に着目した実環境マルチモーダルインタフェースを持つ人工現実感システムを構築し,特に高速な視覚情報を触覚提示情報に変換する実時間視触覚モダリティ変換という新たな機能を実現した. 河原は静止仮想物体へのリーチング運動とランダム移動仮想物体に対するトラッキング運動を実際の手および仮想の手で解析し,仮想環境における視覚フィードバックに基づいた手の運動特性に関する研究を行なった. 橋本は水をメディアとした新しいタイプの感覚提示装置「水ディスプレイ」を提案し,実システムを試作し,水の持つ表現の多様性と人間に与えるインタラクティブな感覚に関する研究を進めた.
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