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俳優の動画像解析に基づく個性的な演技の生成

研究課題

研究課題/領域番号 07244206
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関新潟大学

研究代表者

山本 正信  新潟大学, 工学部, 教授 (00242397)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
1995年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
キーワード動画像解析 / コンピュータアニメーション / 動作の個性 / マルチカメラ / コンピュータグラフィックス / 映画 / オクルージョン / 俳優
研究概要

コンピュータで生成された仮想世界は、ともすれば無機質であるとも言われている。本研究の目的は、動作の個性や感性を仮想世界に持ち込み、潤いのあるコンピュータグラフィックス映像(OG映像)を作りだすことにある。これはOG映像を芸術作品の域まで高め、人間の情緒に効果的に訴える手段とするために必要な技術である。
本年度は、カメラ1台からの動画像の解析手法をマルチカメラからの解析手法に拡張した。また、人間の立体モデルを作成する幾何モデラにテクスチャマッピングの機能を付け加えた。さらに、グリム童話からのお話しをアニメーション化した。
1。マルチカメラからの動画像解析。1つのカメラだけで人間の動作を観測する場合、隠れが生じ動作を完全に測定することができない。そこで、異なる位置に置かれた複数のカメラを利用した。それぞれのカメラのキャリブレーションを行うことにより、異なるカメラ系で観測されたデータの統合が可能となった。これにより、オクルージョンの解消やカメラの向きによらない信頼性の高い動作の測定が可能となった。
2。幾何モデラ-の拡張。本研究では、ソリッドモデラを使って人体や物体の3次元幾何モデルを生成している。このモデラに、グローシェ-ディング、ハイライト処理、アンチエリアシング、影付け、及びスプライン補間によるカメラの移動等の機能を付け加えた。
3。アニメーションの試作。グリム童話から「きのおさら」を題材として取り上げアニメーション化を行った。演技者に数十種類の様々な動作を行わせ、そのマルチ映像を解析した。得られた動作情報を使って約4分(7,000フレーム)に及ぶアニメーションを制作した。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 山本正信、他: "ロボットモデルに基づく人間動作の3次元動画像追跡" 電子情報通信学会論文誌. J79-D-11. 71-83 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 中嶋正之、山本正信: "グラフィックスとビジョン" オーム社, 150 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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