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有機フォトリフラクティブ材料の開発とそのトランジエントホログラムへの展開

研究課題

研究課題/領域番号 07246227
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関大阪大学

研究代表者

横山 正明  大阪大学, 工学部, 教授 (90029281)

研究分担者 平本 昌宏  大阪大学, 工学部, 助手 (20208854)
研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1995年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
キーワード有機フォトリフラクティブ / 電気光学効果 / 光伝導 / トランジエントホログラム / 画像の記録・再生 / PR効果に及ぼすガラス転移温度 / 光増幅
研究概要

本研究では高性能の有機フォトリフラクティブ(PR)材料を開発することを目的として、光電導性と一次の電気光学効果を持たせるためホール輸送剤、電荷発生剤、非線形光学分子を種々の高分子バインダーに分散させた分子分散高分子膜を取り上げ、それぞれの要素材料がどのようにPR効果に影響を及ぼすかについてまず検討を行ない、その後に最適なポリマー系へと展開すること、また、その応用例として実際にフーリエ変換ホログラフィーによりホログラムの記録・再生を行うことを目的としている。
本年度は、上記分子分散高分子系について、特にバインダーのガラス転移温度と電気光学効果の相関を検討し、系のガラス転移温度、すなわち分子運動の容易さがr_<33>ならびに回折効率に大きな影響を与えることを明らかにした。回折効率の温度変化を測定した結果、系ガラス転移温度近傍で最大の回折効率を示すことをはじめて見い出した。また、各構成成分のPR効果に及ぼす因子を明らかにし、4光波混合による回折効率として数%が達成され、2光波混合によってプローブ光のポンピング光による光増幅を確認し、この回折がフォトリフラクティブ効果によることを示した。さらに、実際にホログラム記録を試み、画像の記録・再生に成功した。応答速度の向上が今後の課題であることを指摘し、その改善に向けてさらに検討を続ける。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] S.Aoki, M.Yokoyama: "Development of Organic Photorefractive Films and Their Application to Dynnamic Holography" Chem. Lett.(発表予定).

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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