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活動天体における粒子加速とガンマ線放射

研究課題

研究課題/領域番号 07247214
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東京都立大学

研究代表者

高原 文郎  東京都立大学, 理学部, 教授 (20154891)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1995年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード活動銀河 / 超新生残骸 / パルサー / 相対論的ジェット / 宇宙線の起源 / 粒子加速 / ガンマ線天文学 / 放射過程
研究概要

(1)活動銀河中心核のなかで最も激しい活動性を示すBlazarからのガンマ線放射の研究を進めた。逆コンセプトン散乱モデルを採用し、電子スペクトルの形を衝撃波加速理論と斉合的になるように定めて、観測と比較することによりジェットの物理量を決定した。その結果、相対論的ジェットが電子陽電子対から成る可能性が高いことを見い出した。3C279については、紫外域の外部軟光子が必要となること、MRn.421については、最近発見されたReV-TeVフレアを説明するために、源の多重構造及び赤外域の外部軟光子が必要となること、3C273に対しては、強い紫外線放射が存在するため加速域・放射域が充分遠距離にあることが必要であること等を見い出した。
(2)超新生残骸での宇宙線加速について、斜め衝撃波における統計的粒子加速の研究を行なった。解析的検討及びモンテカルロシミュレーションを使って、加速時間が平行衝撃波の場合に比べ2桁程度短縮されうることを示した。宇宙線とガスとの衝突によるガンマ線放射の観測との対比についても検討した。
(3)パルサーからのガンマ線放射の研究を行なった。磁極付近で加速された電子が曲率放射、強磁場中の一光子吸収、生成された電子陽電子対によるシンクロトロン放射というカスケード過程によって放出するスペクトル、パルス波形を計算しCrabパルサーと比較した。星雲中に放出される二次粒子のスペクトルも求めた。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] T.Naito: "Monte Carlo Simulation of Diffusive Particle Acceteration in Shock Waves with Oblique Magnetic Fields" Monthly Notices of the Royal Astronomical Society. 275. 1077-1092 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] S.Inoue: "Electron Accelevation and Gamma Ray Emission from Blazars" Astrophysical Journal. 463. 36-45 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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