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順応機能を持った知的ビジョンチップの開発

研究課題

研究課題/領域番号 07248210
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関九州工業大学

研究代表者

八木 哲也  九州工業大学, 情報工学部, 助教授 (50183976)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
1995年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
キーワード網膜 / 初期視覚 / 標準正則化問題 / 低抗回路網モデル / ビジョンチップ / 順応 / 受容野
研究概要

本研究の目的は,空間的な解像度を変化させることができる順応型ビジョンチップを制作することである.本年度は当初の計画に従って以下の結果を得た.
1.脊椎動物網膜の視細胞,水平細胞,双極細胞が成す神経回路網を,並列抵抗回路網モデルにより記述した.このモデルには,実際の神経回路網に存在する空間解像度の変化の機構を組み入れてある.この機構は,外界の明るさに応じて順応的に働くものであると考えている.
2.抵抗回路網モデルの物理的エネルギーを導き,これを標準正則化問題として定式化した場合の初期視覚における評価関数と対応させた.その結果,上記神経回路網が,ラプラシアン・ガウシアンフィルターを近似実現する回路であることが分かった.またこの定式化により,回路のパラメータをどのように変化させれば,空間解像度の調節を適切に実行できるかが分かった.
3.モデルにおいて,本研究目的達成のカギと考えられる空間解像度の調節部をCMOSトランジスタで構成するアーキテクチャを考案し,モデルの入出力特性をシミュレーションソフト解析した.
4.上記のCMOSトランジスタのアーキテクチャに基づき,市販のディスクリート素子を使って,電子回路による一次元のビジョンチップモデルを制作した.
5.制作した電子回路から,回路パラメータ変更の手続き,素子のばらつきの影響に関するデータが得られた.

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 八木哲也 他: "初期視覚における網膜双極細胞の機能について" 電子情報通信学会論文誌D-II. J78-DII. 1123-1133 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Ohshima et al: "Computarional Studies on the Interaction between Red Cone and HI Horizontal cell" Vision Research. 35. 149-160 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Kobayashi et al: "Light-Adaptive Architectures for Regularization Vision chips" Neural Networks. 8. 87-101 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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