研究課題/領域番号 |
07250210
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
饗場 弘二 名古屋大学, 理学部, 教授 (20025662)
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研究期間 (年度) |
1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1995年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | 転写タ-ミネーター / RNAシグナル / RNA安定性 / ステム・ループ構造 / RNAプロセシング / crp遺伝子 |
研究概要 |
1)転写終結機能およびmRNA安定化機能に関与するタ-ミネーター構造のエレメントを解明する目的で、大腸菌のcrp遺伝子の転写タ-ミネーターの変異体を系統的に構築した。主にステム構造とTのクラスター部分に変異を導入した。 2)上記の変異はいずれも転写終結能を大きく低下させることが明かになり、ステム構造およびTのクラスターの双方が転写終結機能にとって重要な要素であることを明らかにした。 3)変異タ-ミネーターがオペロン発現に及ぼす影響を、タンパク質およびmRNAレベルで定量的に解析した。ステム構造を破壊した変異体でcrpオペロンの発現の低下が見られたのに対し、Tクラスターを破壊した変異体では影響がなかった。また、前者のcrpオペロンの発現の低下はcrp mRNAの安定性が低下したことにより引き起こされることを明かにした。 4)crpタ-ミネーターの機能解析を行なう中で、タ-ミネーター領域の下流にステム構造形成可能な配列が存在すると3'末端がその部分までシフトすることをノーザンブロット法およびS1マッピング法により見いだした。このことは、ρ因子非依存性の転写タ-ミネーターにおけるmRNAの3'末端が従来考えられているようにTクラスターにおける転写終結によるものでなくTクラスターを越えて転写されたRNAのプロセシングにより形成されていることを強く示唆している。また、3'末端のシフトは当該オペロンの翻訳と連動した現象であることも予備的に見いだした。
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