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グループII・イントロンの機能構造の研究

研究課題

研究課題/領域番号 07250212
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関京都大学

研究代表者

白石 英秋  京都大学, 大学院・理学研究科, 講師 (90202118)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1995年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワードグループIIイントロン / RNA / リボザイム
研究概要

グループIIイントロンは、切り出されたイントロンが投げ縄状構造をとることやイントロン内にU2/U6RNAと類似の構造を持つことから、進化上、高等真核生物のスプライシングに関与するスプライソゾームの原型であると考えられている。グループIIイントロンは、二次構造上、ドメインIからドメインVIまでの6つのドメインを持っているが、これらのうちで特に保存性が高いのは、ドメインI、ドメインVおよびドメインVIである。種々の欠失実験の結果から、グループIIイントロン内の6つのドメインのうち、ドメインIとドメインVが、このイントロンの基本的な触媒活性を担っているものと考えられている。そこで、このイントロンの触媒作用を詳細に解析するための単純な系を確立するために、5'エキソンとドメインIを含む断片の下流にドメインVをつないだプラスミドを作成した。その際、ドメインVをコードする領域の両端に制限酵素切断部位を入れて、ドメインVの部分を任意の合成DNAと置換できるようにデザインした。このプラスミドから転写されたRNAは、ドメインIとドメインVしか持たないにもかかわらず、高濃度のMg^<2+>とK^+の存在下では、反応率は低いものの、5'スプライス部位での切断反応が起こることを確認した。この系ではドメインVをコードする領域の両端に制限酵素切断部位を入れて、ドメインVの部分を任意の合成DNAと置換できるようにデザインしてある。それを利用してドメインVの領域をランダムなヌクレオチド(4種類のヌクレオチドの混合物)に置換し、5'スプライス部位での切断反応の活性を持つ分子種を選択的に分離することによって、活性に必須なドメインV内の部位を同定することを試みた。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Hideaki Shiraichi: "Genetic Analysis of the Structure and Function of RNaseP from E. coli" Molecular Biology Reports. (印刷中). (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Yoshiya Ikawa: "Tracing Biological Evolution in Protein and Gene Structures" Elsevier, 314 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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