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光傷害における光化学系IIの分子応答の研究

研究課題

研究課題/領域番号 07251204
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東京大学

研究代表者

池内 昌彦  東京大学, 教養学部, 助教授 (20159601)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1995年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
キーワード光傷害 / 光化学系II / ラン藻 / 突然変異株 / グルタミン酸合成酵素 / pabK
研究概要

形質転換型ラン藻(Synechocystis sp.PCC 6803)から,光感受性が高くなった突然変異体を多数単離した.このうち,光独立栄養条件でも,グルコース+弱光でも生育できるが,グルコース下で20μE/m_2/s以上の光に感受性を示した変異は,ORF1556の内部に同定された.このORFがコードする産物は鉄イオウクラスターやフラビン結合ドメインをもち,植物のフェレドキシン依存型グルタミン酸合成酵素と相同性が全体的に高い.このORF1556はフェレドキシン依存型グルタミン酸合成酵素の遺伝子であると結論した.この変異株の光感受性が,細胞内の還元力の過剰蓄積によるという作業仮説をたて,現在解説中である.
低温で光感受性が高くなった株も多数得られた.これらについては,desA破壊株と比較しながら,野生型DNAによる効率的な相補の条件を検討中である.
psbKを欠失させた株(psbK破壊株)は,グルコース+光で成育できない表現型を示す.光感受性においてpsbKの役割を明らかにする目的で,このpsbK破壊株から再び光グルコースで生成できるようになった疑似復帰変異株を多数得て解析した.このうち,光合成が出来なくなった株では,ctpa(D1タンパク質C末端プロセシング酵素)に欠陥があることが明らかになった.また,呼吸機能の低下した変異株や,光感受性が変化した株も得られており,現在その変異部位を解析中である.

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Ikeuchi M.et al.: "Directed inactivation of the p sb I gene does mot affect Photosystem II in the cynnobacterium Syneohocystis sp PCC 6803." Molecular General Genetics. 249. 622 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Ikeuchi,M.et al: "Characterization of Photo system II subunits from the Cyanobacterium Synechocystis sp.PCC6803" Photosyuthesis:from LIght to Biosphere. 3. 297-300 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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