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ポジトロンCTを用いた短期記憶関連脳機能地図の作成

研究課題

研究課題/領域番号 07252204
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東北大学

研究代表者

川島 隆太  東北大学, 加齢医学研究所, 助手 (90250828)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1995年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワードポジトロンCT / 局所脳血流量 / 短期記憶 / 前頭前野
研究概要

本年度の研究では、短期記憶をコントロールする“central executive"機能が脳のどこかの領野にあるのを明らかにした。
9名の右利き男性被験者を対象とし、局所脳血流量をPET装置および酸素15で標識した水を用いて測定した。被験者はPETによる計測の最中に次の2つ課題を行った。1)角度DMS課題:被験者に頭部固定型ディスプレー(HMD)を装着させた。円の次に呈示される線分の角度を記憶し、同じ角度の線分が呈示された場合に右手で合図するよう指示した。2)コントロール課題:角度DMS課題と同じ視覚刺激を用いた。被験者には円が呈示されたときに右手で合図をするように指示した。
各被験者の脳血流画像は、コンピュータ化脳図譜システムを利用して、解剖学的標準化した。その後、角度DMS課題引くコントロール課題の差分画像を作成し、有意(p<0.001)に活動を示した領野を特定した。
角度DMS課題で活動を示した領野は、左半球の捕捉運動野、Precuneus、島皮質、下部後頭葉と、右半球の頭頂間溝、前頭前野に3ケ所、後頭葉に2ケ所、中側頭回に認められた。
右半球前頭前野は他のモダリティーを使った短期記憶課題でも賦活されることが昨年度の研究で明らかにされており、この領野はmulti-modal areaであり、短期記憶に関するcentral executive機能又はcontrol機能を持つ領野である可能性が示唆された。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Kawashima R.et al.: "Functional anatomy of GO/NO-GO discrimination and response selection-A PET study in man." Brain Research. (印刷中). (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Matsumura M.et al.: "Changes in rCBF during grasping in humans examined by PET" Neuroreport. 7(印刷中). (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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