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活性酸素による増殖関連遺伝子誘導の分子機構

研究課題

研究課題/領域番号 07253224
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関昭和大学

研究代表者

野瀬 清  昭和大学, 薬学部, 教授 (70012747)

研究分担者 真下 順一  昭和大学, 薬学部, 助手 (60054045)
荒田 悟  昭和大学, 薬学部, 助手 (20159502)
研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1995年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
キーワード活性酸素 / 遺伝子発現 / レドックス制御 / FE遺伝子 / 炎症性サイトカイン
研究概要

遺伝子発現における活性酸素の役割を明らかにする目的で、レドックスにより発現が制御されていることが示唆されている炎症性サイトカインJE遺伝子の発現機構を検討した。JEmRNAレベルは、血清、TPA、TNFα、および過酸化水素など種々の刺激により、マウス胎児由来細胞Balb/c3T3において顕著に誘導された。JEmRNAの発現、特にTPAおよびTNFαによるものは、活性酸素消去剤pyrrolidine dithiocarbamate (PDTC)およびtetramethylthiouria (TMTU)により著しく抑制された。また細胞内酸化状態をレドックス感受性蛍光試薬を用いて共焦点レーザー顕微鏡で調べた結果、TPAおよびTNFα処理により一過性に酸化状態が高まること、PDTCおよびTMTUによりこの上昇が完全に抑制されることが確認された。さらに、TPAおよびTNFαによるJEmRNA発現、および活性酸素消消去剤によるその抑制は、共に転写レベルの抑制であった。これらの結果は、JEmRNA発現に転写レベルのレドックス抑制の存在を示唆している。そこで、レドックス抑制に関連するエレメントを解析する目的でJE遺伝子の5'上流2600bpを用いて、種々のCAT発現系を作製して検討した。その結果、当初予想していたプロモーター領域近傍ではなく、5'上流2000〜2500bpの間にレドックス制御エレメントの存在が示唆された。現在、この領域についてさらに詳細に検討している。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Arata, S., Hamaguchi, S. & Nose. K: "Effect of the ovorexpression of HSP27 on the sensitivity of human fibroblast cells exposed oxidative stress" J Cell. Physiol.163. 458-465 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Shibanuma, M. et al: "Activation of DNA synthesis and expression of the JE gene by catalase in mouse osteoblastic cells." Exp. Cell. Res.218. 132-136 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Egawa, K, et al: "Isolation of a novel ras recision gene that is indues by hydrogen peroxide" FEBS Lett.372. 74-77 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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