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動物細胞のG2期細胞周期制御の分子機構

研究課題

研究課題/領域番号 07254202
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東京大学

研究代表者

永田 昭久  東京大学, 医学部(医), 講師 (50155933)

研究分担者 岡山 博人  東京大学, 医学部(医), 教授 (40111950)
研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1995年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
キーワード分裂酵母 / eIF2-α / 異種生物間遺伝子相補クローニング / 細胞周期G2期 / Wosl / 蛋白リン酸化酵素
研究概要

分裂酵母を宿主とした異種生物間遺伝子相補クローニング法を用いて、動物細胞G2期制御機構の解析を進めている。今年度は、以下に述べる成果を得た。
1、G2期進行の制御に欠損のある分裂酵母のweel・mikl二重変異株を相補する遺伝子としてヒト線維芽細胞cDNAライブラリーよりWosl(W1-1)と名付けた遺伝子を単離した。この遺伝子は、スプライシングの違いにより2種(WoslA、WoslB)存在する。いずれも、酵母のG2変異株を相補できる。Woslの発現は、静止期のG0期と細胞周期のS-G2期で起こる。WoslA、B共に蛋白リン酸化酵素をコードしており、WoslBは、これまで知られているHRIと同一で、eIF2-αのリン酸化能を有するが、WoslAにはこのような活性はない。
2、同様のスクリーニングでWoslAと構造的のも機能的にも類似している分裂酵母のホモローグ遺伝子の単離に成功した。この遺伝子の破壊株は、通常の増殖は野生株と変わりないが、熱ショッツで増殖停止がおきないことが判明した。ホモローグ遺伝子の発現が熱ショッツによって一過性に誘導されることから、この遺伝子は、熱ショッツによる細胞周期停止に重要な役割を果たしている因子であると考えられる。WoslAの機能を解明するうえで極めて重要な手掛かりが得られるものと期待される。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 永田昭久: "Biomedical Perspectives 特集:細胞周期" メディカルレビュー社, 110 (1985)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 永田昭久: "血液・腫瘍科 vol32:No2" 科学評論社, 184 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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