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真核細胞DNA複製ライセンス因子の同定とその機能の解明

研究課題

研究課題/領域番号 07254208
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関大阪大学

研究代表者

滝澤 温彦  大阪大学, 理学部, 助手 (60154944)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1995年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード複製ライセンス因子 / MCM蛋白質 / ツメガエル卵 / Zn フィンガー
研究概要

研究成果:ツメガエル卵における複製ライセンス因子の同定 これまでの研究により、核形成前にS期特異的にクロマチンへ結合し、複製開始に必要な蛋白質として、出芽酵母の複製開始に必要なMCM3遺伝子産物のツメガエルホモログ(XMCM3)を同定した。抗XMCM3抗体を用いて卵抽出液成分の免疫沈殿を行った結果、XMCM3と物理的に相互作用している、5種類の蛋白質を同定した。こられの蛋白質に対する特異的抗体を用いて、それぞれの蛋白質をコードする遺伝子を単離し、そのシーケンスを決定した結果、全ての蛋白質はMCM蛋白質ファミリーに属することがわかった。また蛋白質の1次構造の比較からZnフィンガー様モチーフを持つものと持たないものがあった。ツメガエル卵での複製開始反応には、これら蛋白質の複合体が必要であり、蛍光抗体法で調べると、複製反応の進行に伴ってクロマチンから遊離するというライセンス因子様の挙動を示すことがわかった。哺乳動物細胞におけるDNA複製ライセンス因子の同定 ツメガエル卵で同定されたライセンス因子の候補と考えられるXMCM蛋白質の哺乳動物ホモログを同定するため、XMCM蛋白質のcDNAをプローブに用いてヒト培養細胞のcDNAライブラリーをスクリーニングし、3種類のヒトMCM蛋白質をコードする遺伝子をクローン化した。ヒトMCM3については、ツメガエルの抗体が特異的に交差する事を利用して、細胞周期での挙動を調べた結果DNA複製の進行に伴いクロマチンから遊離し、M期の終わりに再びクロマチンに結合するというライセンス因子様の挙動を示すことがわかった。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Y. Kubota: "Identification of the Yeast MCM3-Related Protein as a Component of Xenopus DNA Replication Licensing Factor." Cell. 81. 601-609 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 久保田 弓子: "核のライセンス化-DNA複製のために-" 実験医学. 13. 120-124 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 滝澤 温彦: "真核生物DNA複製ライセンス因子" 細胞工学. 14. 1181-1191 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 久保田 弓子: "DNA複製ライセンス因子" Biomedical Perspectives. 4. 33-40 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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