研究課題/領域番号 |
07257220
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
牟田 達史 九州大学, 理学部, 助手 (60222337)
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研究分担者 |
川畑 俊一郎 九州大学, 理学部, 助手 (90183037)
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研究期間 (年度) |
1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1995年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | B細胞 / Fcレセプター / リン酸化 / カルシウム / チャンネル / 発現クローニング / フォスファターゼ / 自己免疫疾患 |
研究概要 |
申請者は最近、りん酸化を受けたFcγRIIBとこれもチロシンリン酸化を受けた分子量約65kDaのタンパク質が相互作用することを見い出していた。一方、1995年に、米国のJ. Cambierらのグループはこのタンパク質がSH_2ドメインをもったprotein tyrosine phosphataseであるPTP-1Cであることを報告した。申請者は最近、PTP-1以外の未同定のタンパク質がB細胞刺激にともなってリン酸化されたFcγRIIBに結合するのではないかとの仮説に基づき、大腸菌内での発現を利用して、リン酸化されたFcγRIIBのcytoplasmic tailを調製し、これと結合するタンパク質を発現クローニングによりスクリーニングした。しかし、十分なqualityをもつと思われるcDNA libraryを用いたにもかかわらず、新規タンパク質の同定には至らなかった。一方、J. Cambierらの報告によると、リン酸化されたFcγRIIBにはPTP-1の他に、未同定の160kDa、70kDaのタンパク質が結合している。これらのタンパク質はFcγRIIB内のAENTITY motifがリン酸化されたペプチドに結合するが、リン酸化部位は一残基のみであるという事実と我々自身の結果を合わせて考えると、FcγRIIBにはPTP-1Cのみが結合し、160kDa、70kDaのタンパク質はPTP-1Cに結合している可能性が高い。
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