• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

Hoxホメオドメインタンパク質による標的遺伝子の転写制御機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 07258207
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関名古屋大学

研究代表者

黒岩 厚  名古屋大学, 理学部, 教授 (20134611)

研究分担者 横内 裕二  名古屋大学, 理学部, 助手 (60252227)
研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
1995年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
キーワードHox / ホメオドメイン蛋白質 / 転写制御 / 脊椎動物 / プロテインキナーゼ / ショウジョウバエ
研究概要

本研究の目的はHoxホメオドメインタンパク質の標的遺伝子群の分離を行い、これらの遺伝子にコードされるタンパク質の機能を明らかにし、それらの遺伝子発現制御に対する各Hoxホメオドメインタンパク質の機能の解析をするところにある。我々は既にHoxa-4の標的遺伝子候補として、酵母の細胞増殖に関わる蛋白質リン酸化酵素YAK1の脊椎動物ホモログVYAKを分離した。この遺伝子の機能やHox遺伝子による発現制御を解析する上で、ホメオティック遺伝子の突然変異株がすでにあるショウジョウバエや、Hox遺伝子破壊個体の得られているマウスを用いることは重要な展開をもたらすと考えられ、これらの動物のVYAKホモログの分離を行った。酵母のYAK1とVYAKで最もアミノ酸配列が保存されているkinase domain部分の塩基配列をもとにしてPCRプライマーを設計し、マウス胚およびショウジョウバエ成虫原基cDNAライブラリーを鋳型としてPCR断片の分離を行った。マウスアミノ酸配列についてニワトリVYAKと高い同一性を持つクローンが得られ、VYAKホモログが分離されたものと判断された。ショウジョウバエクローンは若干類似性は低いが、データベース検索の結果では報告されている他の蛋白質リン酸化酵素よりはるかにVYAKやYAK1との同一性が高かった。このようなことから、このクローンはDYAKと命名され蛋白質コーディング領域に関してフルサイズのcDNAを得た。DYAK遺伝子は、第1染色体上の16Eにマップされが、この近辺の既知の遺伝子との対等関係について調査したところ、この配列はminibrain(mnb)遺伝子座にコードされている蛋白質リン酸化酵素と同一であることが判明した。mnb変異個体では特定の神経細胞の数が半減しており、この酵素が細胞分化過程における増殖制御に関わっていることが示されている。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Yokouchi,Y.: "Coordinated expression of Abd-B subfamily genes of the HoxA cluster in the developing digestive tract of chick embryo." Developomental Biology. 168. 76-89 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Yokouchi,Y.: "Misexpression of Hoxa-13 induces cartilage homeotic transformation and changes cell adhesiveness in chick limb buds" Genes & Development. 9. 2509-2522 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Morrison,A: "Comparative analysis of chicken Hoxb-4 regulation in transgenic mice" Mechanism of Development. 53. 47-59 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi