研究課題/領域番号 |
07259101
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
細谷 浩史 広島大学, 理学部, 教授 (90183102)
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研究分担者 |
細谷 夏実 大妻女子大学, 社会情報学部, 専任講師 (70212199)
永井 克孝 三菱化学, 生命研究所, 取締役所長 (80072974)
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研究期間 (年度) |
1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1995年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 微小管 / 細胞骨格 / 糖鎖 / シアル酸 / シアル酸結合糖鎖 / チューブリン |
研究概要 |
今回、我々は微小管の主要構成成分であるチューブリンと糖脂質の相互作用を解析する事を目的として様々な検討を行い、チューブリン分子上にシアル酸結合糖鎖が存在することを見い出した。実験にはブタ脳より精製したαおよびβチューブリンを用い、糖鎖の検出のためにシアル酸に対するモノクローナル抗体(SG3-1)を使用した。チューブリンをV8プロテアーゼやキモトリプシンで部分分解後、SDS-PAGEを行いこれらのモノクローナル抗体と反応するペプチド断片および反応のないペプチド断片それぞれのN末アミノ酸配列を解析し、マッピングを行った。その結果、α、βチューブリン両方からSG3-1抗体に反応するペプチド断片を得た。αチューブリンからは、SG3-1抗体に反応するフラグメントとして、N末端から始まる6Kd、及び20Kdのフラグメント、さらに(N末端から数えて)28残基目から始まる16kd、及び170残基目から始まる31kdのフラグメントが得られた。βチューブリンでは、N末端から始まる18Kd、及び25Kdのフラグメント、さらに199残基目から始まる28kdのフラグメントが、SG3-1抗体に反応するフラグメントとして得られた。現在これらの同定されたペプチド断片に関してさらに詳細な糖鎖結合部位の同定を行っているところである。
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