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モノクローナル抗体遺伝子解析による糖鎖認識機構の研究

研究課題

研究課題/領域番号 07259211
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関岡山大学

研究代表者

保田 立二  岡山大学, 医学部, 教授 (30092357)

研究分担者 渡来 仁  岡山大学, 医学部, 講師 (50175139)
研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1995年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードHanganutziu-Deicher (HD)抗原 / ガングリオシド / N-グリコリルシアル酸 / モノクロナール抗体 / 癌細胞 / 免疫染色 / 大腸癌 / 胃癌
研究概要

Hanganutziu-Deicher (HD)抗原としてしられているN-グリコリルシアル酸を認識する抗体を得るためにウシ赤血球から精製したGM3 (NeuGc)、シアリルパラグロボシド(SPG (NeuGc))、i型ガングリオシド(NeuGc)を抗原として細菌リポ多糖体と共にリポソームで免疫し、モノクローナル抗体を作製した。得られた抗体はいずれもIgMクラスであった。そのなかでi型ガングリオシド(NeuGc)を抗原として得ると、免疫したi型ガングリオシド(NeuGc)とのみ反応し、調べた限りの類縁の糖脂質と反応することはない抗体(SHS-1)がとれた。SHS-1は力価も高く、N-グリコリル型と、N-アセチル型シアル酸を識別できるためヒト癌組織での発現を免疫染色法で詳しく調べた。病理学的に大腸癌と診断された標本を調べたところ44例中18例(44%)で陽性の結果が得られた。大腸癌の培養株化細胞では調べたもののうち2株で弱い陽性所見がみられた。胃癌では分化型で40例中17例、低分化型で16例中6例が陽性であったが、大腸と違い非癌部胃粘膜で38例中15例、正常胃粘膜で19例中11例に陽性の所見がえられた。その抗原性はタンパク質画分で、糖脂質画分にはこの抗体と反対する抗原は検出できなかった。この抗体はホルマリン固定のパラフィン包埋切片をもちいて免疫染色が可能であり病理学的な検索に適したものであることもわかった。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Wararai,S.,Kushi,Y.,Eishi,Y.,Handa,S.Yasuda,T.et al.: "Production of monoclonal antibodies directed to Hanganutziu-Deicher active gangliosides,N-Glycolylneuraminic acid-containing gangliosides." J.Biochem.117. 1062-1069 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 櫛泰典、渡来仁、江石義信、保田立二、飯田静夫: "N-グリコリルシアル酸を持つラクト系ガングリオシド(シアリル-i)を認識するモノクローナル抗体によるヒト癌組織及び癌細胞での発現解析" 脂質生化学研究. 37. 119-122 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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