研究課題/領域番号 |
07263201
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
寺沢 実 北海道大学, 農学部, 教授 (50003124)
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研究期間 (年度) |
1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1995年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | 農林水産系バイオマス廃棄物 / 回収循環システム / 粉体化木質材料(オガ屑) / 人工土壌マトリックス / 生ゴミ自動分解消滅システム / 腐敗臭発生のメカニズム / 生ゴミ分解の生化学 / 非リグノセルロース系生体有機物 |
研究概要 |
研究方法および成果 1)常温型システムの開発 家庭用の生ゴミ分解用のGADEシステムは、三井ホーム製MAMが最初の製品である。その後、家電各社が類似品を市場に提供しているが、原理はMAMと同様である。 2)常温型システムの深化・発展 1)生ゴミ分解の生化学:分解消滅のメカニズム、腐敗臭発生のメカニズムの解明とその防止が目的である。好気性のバクテリアの生育条件をコントロールすることによって、腐臭発生を抑えることが出来る。 2)微量元素のバクテリア増殖に与える影響:ミネラル液添加による増殖変化と最適条件の設定が目的である。微量元素の添加は、バクテリアの初期増殖を昂進させる。生ゴミ添加に伴って影響は薄れる。生ゴミ由来の微量元素がシステム内に蓄積されるためと考えられる。システム稼働初期の腐臭の発生防止に有効である。 3)偏った生ゴミ(肉・魚・野菜市場などからの)の迅速処理:肉、米、大根、オイルをそれぞれ単独で分解させると、それぞれに分解能の偏ったバクテリアが増殖した。分解速度は、混合した場合に比べて低い。 4)コンクリートパネル由来の人工土壌の可使用性の検証:使用済みのコンクリートパネルには、コンクリートがこびりついており、粉体化のじゃまになる。強力なハンマーによる一次破壊と粉体化のの二段処理によってコンクリー屑の混入による障害が軽減される。鋸クズ製造機も有効であるが、歯の摩耗についての対策が必要である。
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