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環境運命予測・リスク評価モデルにおける情報の価値の計測

研究課題

研究課題/領域番号 07263230
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関岐阜大学

研究代表者

東海 明宏  岐阜大学, 工学部, 助教授 (90207522)

研究分担者 湯浅 晶  岐阜大学, 流域環境研究センター, 教授 (10109499)
研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード環境運命予測 / リスク評価 / 情報の価値
研究概要

化学物質の環境リスク分析において用いられた各種の仮定や、モデルパラメータの不確実性の処理は、計算結果の信頼性を評価する上で重要である。また、分析、評価という順に判断プロセス介在してくるにつれて、モデルの構造を明解に関連する人々に伝え、分析枠組みや結果そのものに説得性を上げてゆくことが重要となってくる。本報告では、そのために開発された支援ソフトウエアDemos(Decision Modelling System)を用いて化学物質の環境リスク分析をおこなった例を示しながら、上記の論点について考察した。
化学物質の環境リスクアセスメントとは、ある化学物質の環境へのまたは環境へのまたは環境を経由して曝路された場合の有害性を見積もることである。評価実施時点において利用可能なデータのみを用いるため、新たな知見が得られるとそれに応じて改良がなされることとなる。したがって、リスク評価においては、あらたに得られる知見がリスク評価の精度や説得性を向上させうるかといった有用性の評価が重要である。本報告では、そのための指標の開発と事例適用を行った。指標としては、EVIU(Expected Value of Including Uncertainty)、EVPI(Expected Value of Perfect Information)の2つをとりあげた。事例として底泥に残留した有機塩素系化合物クロルデンに対して本手法を適用した。代替案としては底泥の浚渫をとりあげた。浚渫量の目標値はADIよりもとめた。東京湾、大阪湾底泥に対して評価モデルの不確実性を確率分布として与え、モンテカルロシミュレーションによりパラメータの重要度を決定した。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 東海 明宏: "化学物質の環境リスク分析における不確実性の処理" 水資源・環境をめぐるリスク講演概要集. 11. 6-14 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 東海 明宏: "環境運命予測にもとづく化学物質のリスク評価" 農薬環境科学研究. 3. 1-10 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 東海 明宏: "底泥に蓄積したクロルデンの代替案評価" 土木学会研究発表会講演概要集. (未定). (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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