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植物の多様な代謝能を利用した多機能型bioremediationシステムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 07263238
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関大阪大学

研究代表者

宮本 和久  大阪大学, 薬学部, 教授 (30028849)

研究分担者 平田 收正  大阪大学, 薬学部, 助教授 (30199062)
研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1995年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード微細藻類 / ラン藻 / 重金属結合物質 / 重金属処理 / バイオレメディエーション
研究概要

1.高い重金属蓄積能を持つ微細藻類の選抜
これまで植物の機能を利用した環境汚染物質の処理・再資源化(bioremediation)に関する研究の過程で得られた藻類の中から、低濃度の有害重金属処理技術の開発研究材料として、Cdなどの有害重金属の蓄積能が高い株を選抜した。
その結果、淡水性ラン藻の中に10から100ppmの重金属存在下で増殖阻害を受けず良好な生育を示す株がいくつか認められた。また、これらの藻株は培地中に添加した重金属を速やかに除く作用を持っており、バイオフィルターとして廃液や河川・湖沼水からの低濃度重金属処理を考える上で有利な特徴である。今後、これらの株の重金属処理機能のについてさらに詳細な検討を行うとともに、この特徴を生かした重金属処理のためのバイオリアクターの設計を行う予定である。
2.微細藻類の重金属結合物質に関する基礎的検討
微細藻類は、phytochelationなどの重金属に対して特異的に結合する蛋白質を誘導的に生成して、重金属の無毒化を行っているとされる。しかし、こういった重金属結合物質の存在は一部の藻類で確かめられているものの、ラン藻を始め他の多くの藻類においては全く研究されていない。そこで、上記に示した重金属処理能の高いラン藻株について重金属処理過程の速度論的解析を行ったところ、一部の株について細胞内になんらかの重金属結合物質が存在することを示唆する結果が得られた。今後は、これらの物質の誘導条件やその特定を行う予定である。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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