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分裂面決定の分子機構の研究

研究課題

研究課題/領域番号 07267204
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東京大学

研究代表者

枝松 正樹  東京大学, 教養学部, 助手 (60251328)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1995年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード細胞質分裂 / 分裂酵母
研究概要

分裂面の位置決定機構は細胞質分裂を理解するうえで重要である。本研究では、昨年度の研究により得られた分裂酵母の分裂面決定にかかわる変異株についてさらなる解析をおこなった。まず、得られた16種類の分裂面決定変異株についてランダムスポア分析およびヘテロ接合体分析をおこなったところ、変異株は3つの遺伝子座にクラス分けされることがわかり、分裂面決定が少なくとも3つ以上の遺伝子により制御されていることが明らかになった。そして間接蛍光抗体法により細胞分裂について検討したところ、すべての変異株は、制限温度下で正常な分裂装置を形成し核分裂を完了していた。しかし細胞質分裂の際、収縮環は細胞の赤道部から極にいたる様々な位置で形成され、分裂装置の位置とは無関係であることがわかった。さらに、制限温度下で形成される分裂面は、形成位置が異常になることに加え、高頻度で異常な形状を示した。すなわち野生型の細胞では、分裂面は細胞の長軸と垂直方向に形成されるのに対し、変異株では細胞の長軸と同方向に形成されたり、斜め方向、また波形のものなども観察された。この結果は、分裂面の位置決定機構が分裂面の形状維持機構や方向性決定機構と密接に関わる可能性を示唆しており極めて興味深い。今後は、さらにこれらの変異株について変異産物の同定とその一次構造の決定をおこなう。そしてこれにより、分裂面決定の分子機構について多くの有用な知見が得られるものと考えられる。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Edamatsu,M.: "Isolation and characterization of pos mutauts defective in correct positioning of septum in Schizusauharomyces pombe" Zoological Science. (発表予定). (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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