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Jak2キナーゼ活性化によるエリスロポエチン受容体からの細胞内情報伝達機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 07269205
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

三浦 修  東京医科歯科大学, 医学部, 助手 (10209710)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1995年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
キーワードエリスロポエチン / レセプター / Jak2 / Stat5 / チロシンキナーゼ
研究概要

本研究では、エリスロポエチン(エポ)レセプターによるJAK2の活性化機序及びシグナル伝達機構を解明する目的で、まず、JAK2のエポレセプターとの結合及びキナーゼ活性の調節に関与する領域の同定を行った。また、JAK2の活性化機序としてのダイマー形成の意義を検討し、さらに、エポレセプターからの増殖シグナル及びこれまでに私達が明らかにしてきたエポレセプターから下流への種々のシグナル経路のうちのいずれが活性化されたJAK2により担われるかを明らかにした。
1.JAK2のエポレセプターとの結合及び活性化に必要な領域の同定 JAK2の種々の領域を欠失させた変異体をCOS細胞に発現させ検討を行い、エポレセプターとの結合にはJak2のN末端領域及びチロシンキナーゼ領域がそれぞれ独立に関与し、また、チロシンキナーゼ様領域はJak2の活性化を抑制する事を示す結果を得た。現在これらのJak2変異体を造血細胞体に発現させ、より詳細に検討中である。
2.JAK2の活性化機序と下流へのシグナル伝達経路の解明 EGFとの結合によりダイマーを形成するEGFレセプターの細胞外領域とJAK2との融合体を作成し、IL-3依存性増殖細胞株に発現させ検討を行ったところ、EGF刺激により融合体はチロシンリン酸化を受け、発現細胞はEGF依存性の増殖を示した。この細胞において、エポおよびIL-3刺激時に活性化される種々の細胞内シグナル伝達因子の活性化をEGF刺激後に検討したが、活性化されたのはStat5のみであった。以上の結果より、Jak2はホモダイマー形成により活性化され、Stat5の活性化を生じ、造血細胞の増殖シグナル伝達に必要かつ十分な役割を果たすことが結論される(現在投稿中)。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Yi,T.: "Hematopietic cell phesphatase associatos with enythnopoietn receptor alter epo-inclueed receptor tyrosire phosphonylatin" Blood. 85. 87-95 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Weirarteir,Y.: "Regulation of T cell receptor of gere expnession by uytokines in muvice henatopietic cells" Zur. Cytolcine,Netw.6. 97-102 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 三浦 修: "JAKキナーゼファミリーを介したサイトカインレセプターからのシグナリング" 実験医学. 13. 697-703 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 三浦 修: "エリスロポエチンレセプターからのシグナル伝達機構" 臨床免疫. 28. 228-233 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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