研究課題/領域番号 |
07269209
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 奈良先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
田中 信之 奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 助教授 (80222115)
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研究期間 (年度) |
1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1995年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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キーワード | IRF-1 / P^<53> / 癌抑制遺伝子 / アポトーシス / 活性化T細胞 / DNA障害 / ICE |
研究概要 |
前年度までに、インターフェロン系の転写活性化因子IRF-1が癌抑制遺伝子として機能すること、IRF-1が癌遺伝子が活性化した際に細胞がトランスフォームするかアポトーシスを起こすかを決定する重要な因子であることを見いだした。しかし、IRF-1によるアポトーシスの分子制御機構については明らかではなかった。本年度我々は、IRF-1欠損マウスの活性化(成熟)T細胞では放射線照射・抗癌剤投与によるDNA障害時におけるアポトーシスが起こりにくい事を見いだした。現在までに、IRF-1と同様に転写活性化因子で癌抑制遺伝子として機能するp53欠損マウスの胸腺細胞(未熟T細胞)で、DNA障害によるアポトーシスに抵抗性を示す事が知られていたが、IRF-1欠損マウスの胸腺細胞では野生型マウスと同様にアポトーシスが見られた。一方、p53欠損マウスの活性化T細胞のDNA障害によるアポトーシスは野生型マウスと同様に見られた。更に、IRF-1欠損マウスのT細胞は活性化に伴いアポトーシス関連因子であるICEの発現誘導が見られない事見いだす共に、IRF-1がICE遺伝子の発現を直接活性化することを明らかにした。以上の結果から、IRF-1はp53とは異なった経路でT細胞のアポトーシスを制御することを明らかにすると共に、このアポトーシスの経路にICE遺伝子の誘導が関与することを示唆する結果を得た。
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