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顆粒球分化における転写因子の役割

研究課題

研究課題/領域番号 07269215
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関横浜市立大学

研究代表者

山田 道之  横浜市立大学, 理学部, 教授 (10076995)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1995年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワード顆粒球 / 白血病細胞 / DNA結合タンパク質 / 転写因子
研究概要

正常白血球や骨髄性白血病細胞の増殖分化に転写の調節機構が密接に関連している。顆粒球の特異的タンパク質であるミエロペルオキシダーゼ(MPO)の遺伝子は、顆粒球の分化の特定の時期に発現する。この遺伝子の発現にイントロン7と9のシス-エレメントが関与すると考えている。本研究の目的は、これらのシス-エレメントに結合するDNA結合タンパク質を分子生物学的に明らかにすることである。
上記2つのシス-エレメントFEREとJKT41を合成し、これらをプローブとして用いて、ゲルシフトアッセイをおこない、DNA結合タンパク質を解析した。HL-60細胞のこれらのタンパク質は分化誘導剤のレチノイン酸やTPA処理により少し減少した。だが、MPO発現のないK562細胞でも、検出された。
つぎに、これらのDNA結合タンパク質cDNAクローニングに着手した。HL-60cDNAやK562cDNA発現ライブラリを上記プローブを用いて、サウスウエスタン法により検索した。2つのクローンを得て、KJ1とKJ2と命名した。cDNAはそれぞれ約250と900塩基対であった。cDNAの塩基配列のホモロジ検索をしたところ、KJ1は新規クローンであり、KJ2はDNA複製因子Cの一部であた。KJ1は部分アミノ酸配列の特徴から、DNAにもRNAにも結合する転写因子だろうと推察した。今後、完全鎖長cDNAをクローニングし、構造を解析、タンパク質機能を解析しなければならない。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 小野隆ほか3名: "ヒト単球由来マクロファージのミエロペルオキシダーゼ処理機構" 生化学. 67. 686- (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 土屋直人ほか3名: "骨髄性白血病細胞HL-60のミエロペルオキシダーゼ遺伝子シス-エレメントに結合するタンパク質" 日本分子生物学会年会要旨. 18. 285 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 山田道之: "ミエロペルオキシダーゼ発現に関する生化学的研究" 日本応用酵素協会誌. 30. 51-52 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 青山裕美ほか4名: "脱共役剤によるHL-60細胞でのアポトーシスの誘導" 日本癌学会総会記事. 54. 219- (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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