研究課題/領域番号 |
07272227
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
関 周司 岡山大学, 医学部, 教授 (50032884)
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研究分担者 |
渡邉 晰子 岡山大学, 医学部, 助手 (30093719)
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研究期間 (年度) |
1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1995年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | DNA修復酵素 / APエンドヌクレアーゼ / ferric nitrilotriacetate / APEXヌクレアーゼ / DNaseIV(FEN-1) / フリーラジカルDNA損傷 / 5′-3′エキソヌクレアーゼ / DNA修復 |
研究概要 |
フリーラジカルによるDNA損傷の中で、生細胞内で直接または間接に毎日多数生じている塩基欠落部位(APサイト)および3′ブロック一本鎖切断の修復に関与する酵素を研究した。本研究のためのDNA修復系には、ferric nitrilotriacetate(Fe^<3+>-NTA)と過酸化水素で損傷したプラスミドDNA、または酸処理で部分的に脱プリン化したプラスミドをDNA基質とした。そして、これら損傷の修復開始に関与する酵素は、私達がAPEXヌクレアーゼと呼んでいる多機能APエンドヌクレアーゼが主体であることを活性ブロッティング法で示した。別に30kDaのAPエンドヌクレアーゼ/DNA3′-修復ジエステラーゼを分離・精製し、部分アミノ酸配列を決めた。現在本酵素のcDNAクローニングを試みているがまだ成功していない。APEXヌクレアーゼでAPサイトの5′側に切れ目を入れたときに残る5′ブロック(5′デオキシリボースリン酸)を除くdRpase様酵素についても検索しているが、その一つ45kDaタンパク質は精製して部分アミノ酸配列を決めた結果、すでに報告されているDNaseIV(FEN-1)であることが判明した。本酵素の修復への関与をさらに明らかにするために、既に報告されているcDNAの配列に基づいてマウスcDNAをクローニングしており、本酵素を大量発現してその役割を検討する予定である。Fe^<3+>-NTAと過酸化水素で損傷したDNAに、APEXヌクレアーゼ、DNAポリメラーゼ、4dNTPs、45kDaタンパク質、DNAリガーゼおよびATPを加えて、精製酵素によるDNA修復系を構築した。現在、この系でラジカル損傷DNAの修復に関与する因子の解析を続行している。
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