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遺伝子導入動物を用いたRas活性化因子C3Gの解析

研究課題

研究課題/領域番号 07272248
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関国立予防衛生研究所

研究代表者

松田 道行  国立予防衛生研究所, 感染病理部, 主任研究官 (10199812)

研究分担者 長嶋 和郎  北海道大学, 医学部, 教授 (50010377)
研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1995年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
キーワードRas / Rapl / CRK / チロシンキナーゼ
研究概要

Crk蛋白に結合するグアニンヌクレオチド交換因子C3Gの解析を行なった。まず、試験管内でC3Gの標的特異性を決定するために、C3Gをバキュロウイルスを用いて作製し、精製した。さらに、Rasファミリー蛋白を大腸菌およびバキュロウイルスを用いて作製し、試験管内でC3Gよるグアニンヌクレオチド交換反応をおこさせた。その結果、C3GはRap1を特異的に活性化する事が判明した。
C3Gを欠損するマウス作製のために、まず、ES細胞に相同組み替えをおこさせた。その結果、600個のESクローンのうち、3つに相同組み替えを認めた。このうち、2種類をマウス受精卵に導入し、2系統のC3G欠損マウスを得た。ヘテロの欠損では、現在までのところ、明らかな以上は認めていない。ヘテロ欠損マウス間の交配にて、ホモ欠損マウスの作製を試みたが、生まれては来なかった。そこで、胎児の解析を行なったところ、受精後4.5日までは、ホモ欠損体も全く正常に発生する。この受精卵をさらに試験管内で2日培養したが、全く正常であった。着床後の形態を観察したところ、4個に1個の割合で、胎盤形成不全が認められ、これが、ホモ欠損体が生まれてこない原因と推察された。さらに、このC3G欠損が異常の原因であることを証明するために、ヒトC3Gを発現するマウスを作製し、交配させたところ、マウスC3Gをホモに欠損するマウスが生まれた。従って、C3Gの欠損が、発生異常の原因であると結論された。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Matsuda, M: "Emerging partners of the CRK oneogene product" Cellular Signalling. 8. (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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