• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

がん遺伝子導入マウス胚由来の神経系幹細胞の増殖・分化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07273269
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関国立遺伝学研究所

研究代表者

中辻 憲夫  国立遺伝学研究所, 遺伝実験生物保存研究センター, 教授 (80237312)

研究分担者 白吉 安昭  国立遺伝学研究所, 遺伝実験生物保存研究センター, 助手 (90249946)
研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1995年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
キーワード神経幹細胞 / 細胞株樹立 / 神経細胞 / グリア細胞 / トランスジェニックマウス / 不死化がん遺伝子 / 胎仔手術 / 脳神経系発生
研究概要

温度感受性のSV40ウイルスT抗原遺伝子を導入したトランスジェニックマウスのコロニーを十分な匹数まで繁殖させた。このマウス系統の8〜9日齢胚から切りだした中枢神経系原基の細胞を、33℃でインターフェロンγ添加条件で培養して継代することによって、いままでに多数の細胞株を樹立することに成功して、これらの細胞株の培養下および胎仔脳内へ注入後の分化能についての解析を開始した。これらの細胞株は、中枢神経系幹細胞に特有と思われる中間径フィラメントであるネスチンを発現していた。またインターフェロン非添加で37℃や39℃の条件に移すことによって、いくつかのタイプの細胞に分化した。これらの中で発生段階が比較的進んだものと思われる細胞株については、分化誘導時にニューロフィラメントなどの神経細胞の分化マーカーを発現するように変化した。一方、最も未熟な段階と思われる細胞株については培養下では明瞭な分化は見られなかった。これらの細胞株について生体内での分化能を検定するために14日齢マウス胎仔脳内への移植方法を確立した。蛍光色素ラベルした細胞の胎仔脳内移植による予備的実験結果によると、樹立した細胞株は培養下での分化が見られなかったものを含めて、生体内では広範な脳組織に組み込まれて分化する可能性が大きいことが分かった。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi