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新しく見い出した細胞外マトリックス蛋白質のがん浸潤と転移への関与についての研究

研究課題

研究課題/領域番号 07273270
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関国立遺伝学研究所

研究代表者

松本 健一  国立遺伝学研究所, 集団遺伝研究系, 助手 (30202328)

研究分担者 白吉 安昭  国立遺伝学研究所, 遺伝実験生物保存研究センター, 助手 (90249946)
中辻 憲夫  国立遺伝学研究所, 遺伝実験生物保存研究センター, 教授 (80237312)
池村 淑道  国立遺伝学研究所, 集団遺伝研究系, 教授 (50025475)
研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1995年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード細胞外マトリックス / テネイシン・ファミリー / テネイシンX / ジーン・ターゲティング / 主要組織適合性抗原遺伝子群 / テネイシン
研究概要

がん細胞は腫瘍の悪性化に伴って周辺組織へと浸潤・移転する。このがん細胞の浸潤と移転にはすでに秩序だって存在していた正常細胞や細胞外マトリックスの高次構造の破壊が伴う。細胞外マトリックスが正常組織でどのような存在様式をもち、がんの浸潤・移転にともなって壊されていくかは、がん研究における重要な課題である。我々はMHCクラスIII領域の構造解析を行っている際にテネイシン(TN-C)と構造上の類似性の高いテネイシンXの遺伝子を見いだした。現在TN-Xの機能を明かにすることを目的に、ジーン・ターゲティング法によりTN-X欠損マウスの作成を行なっている。
TN-X欠損マウスの作成に関して現在までに以下のことを行なった。TN-X遺伝子の5'プロモーター領域及び5'コーディング領域をNeo遺伝子に置き換え、相同領域の異なった3種類のターゲティング・ベクターの構築を行なった。次にエレクトロポレーション法によりES細胞にターゲティングベクターの導入を行ない、約1200個のG418耐性細胞のうち相同組換えを起こした複数個のES細胞をPCR法により同定した。次にこの相同組換えの起こったES細胞を用い、熊本大学・相沢慎一研究室の協力を得てインジェクション法によりキメラマウスの作成をおこなった。ところがどの独立したES細胞由来のキメラマウスにおいても、ES細胞の寄与の低いキメラマウスは得られたが、ES細胞の寄与の高いキメラマウスは得られず胎児期の13日目から16日目の期間に死ぬらしいことが明らかとなった。現在どうしてキメリズムの高いキメラマウスが生まれてこないのか調べているところである。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] T.Fukagawa: "A boundary of long-range G+C% mosaic domains in the human MHC locus;Pseudoautosomal boundary-like sequence exists near the boundary." Genomics. 25. 184-191 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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