研究課題/領域番号 |
07274115
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 愛知県がんセンター |
研究代表者 |
高橋 利忠 愛知県がんセンター, 研究所, 副所長 (00124529)
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研究分担者 |
伊東 恭悟 久留米大学, 医学部・免疫, 教授 (50125499)
西村 孝司 東海大学, 医学部・免疫, 助教授 (30143001)
遠藤 啓吾 群馬大学, 医学部・核医学, 教授 (10115800)
益子 高 東北大学, 薬学部・遺伝子薬学, 助教授 (30157200)
日野田 裕治 札幌医科大学, 1内, 助教授 (10165128)
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研究期間 (年度) |
1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
14,900千円 (直接経費: 14,900千円)
1995年度: 14,900千円 (直接経費: 14,900千円)
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キーワード | モノクローナル抗体 / 細胞傷害性T細胞 / 主要組織適合抗原複合体結合ペプチド / イディオタイプネットワーク / バイスペシフィック抗体 / 養子免疫療法 / 画像診断 / アンチセンスDNA・RNA |
研究概要 |
(1)マウスTL抗原に対する細胞傷害性T細胞(CTL)クローンを多数樹立し、T細胞レセプター(TCR)γδ型のCTLはαβ型CTLと類似した特異性を示し、またTL拘束性を示すことを明らかとした。(高橋) (2)MAGEヒト癌退縮抗原に対する抗体を作成し、各種癌組織、正常組織における発現を明らかにするとともに、癌患者血清中の抗原量の測定も可能なELISA法を確立した。また肺癌及び消化器癌の腫瘍局所浸潤リンパ球よりHLA拘束性CTL株の樹立に成功した。(伊東) (3)抗GM3ガングリオシド抗体に対する抗イディオタイプ抗体の抗腫瘍効果がM-CSFにより増強され、その機序としてマクロファージの活性化が推定されること、またc-erbB-2癌遺伝子産物に対するマウス・ヒトキメラ抗体の抗腫瘍効果にはアポトーシスが関与していること、等を明らかとした。(日野田) (4)抗CD10×抗CD3バイスペシフィック抗体(BsAb)によるin vitroでのエフェクター細胞傷害活性誘導効果を確認した。更に抗c-erbB-2×抗CD3 BsAbを用いたヘルパー/キラー細胞による局所免疫療法を開始した。(西村) (5)ヌードマウス移植腫瘍モデルを用い、アビジン化抗体と放射性アイソトープ標識ビオチンを組み合わせたプレターゲッティング法が抗体を直接標識する方法に比し、腫瘍集積性に於いて優れていることを示した。また^<99m>Tc標識抗CA125抗体を用い、卵巣癌患者の画像診断を試みている。(遠藤) (6)細胞増殖関連抗原gp125及びc-erbB-2産物を標的分子とし、抗体修飾リポソームの細胞傷害効果を検討した所、アンチセンスオリゴを封入した時よりも制癌剤を封入した場合の方が優れた効果が得られた。(益子)
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