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リンパ節転移がんに対する化学療法剤の開発

研究課題

研究課題/領域番号 07274201
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関北海道大学

研究代表者

周東 智  北海道大学, 薬学部, 助教授 (70241346)

研究分担者 南川 典昭  北海道大学, 薬学部, 助手 (40209820)
研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1995年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワードリンパ節転移 / ターゲッティング / リン脂質 / がん化学療法
研究概要

制がん性ヌクレオシドDMDC(我々の研究室で開発した制がん性ヌクレオシドで、固形がんを対象にした第一相臨床試験中)を活性本体とする、様々な飽和および不飽和のアシル基を有する制がん性疑似リン脂質である5′-フォスファチジルDMDCを合成した。リン脂質誘導体の化学合成は一般的に繁雑であるが、我々が開発したホスフォリパーゼDの触媒するホスファチジル基転移反応を応用したホスファチジン酸エステルの合成法を用いることにより、5′-フォスファチジルDMDCを簡便に合成することができた。
合成した5′-フォスファチジルDMDCの制がん活性をin vivoマウス腫瘍を用いて母化合物のDMDCと比較検討し、また、グリセロール部アシル基の制がん活性への効果を検討した。その結果、5′-フォスファチジル体に変換することで、DMDCの制がん活性が増強されることが明かとなった。ジパルミトイルタイプの5′-フォスファチジルDMDCが、特に優れた制がん活性を示し、例えば、腹腔移植マウスM5076肉種系では、ジパルミトイルタイプの5′-フォスファチジルDMDC投与群(Day 1-5, 300mg/kg/day)は、全マウスが60生存であったが、等モル量を投与したDMDC群では、1群4匹総てが60日以内に死亡した(平均生存日数45日)。
また、ラットに制がん性疑似リン脂質を経口投与したところ、期待しようにリンパ行性選択的に吸収されることが明かとなった。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] S. Slwto 他: "Antitumor phospholipids with5-fluorouridine as a cytotoxic polar-head:synthesis of 5′-phosphatidy1-5-fluorouridines by phospholipase D-catalyzed transphosphatidylation." BioMed. Chem.3. 235-243 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 周東 智 他: "リン脂質の経口吸収特性を利用する制癌剤のリンパ系ターゲッティング" Drug Delivery System. 11. 205-212 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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