研究課題/領域番号 |
07274267
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 神戸薬科大学 |
研究代表者 |
馬場 嘉信 神戸薬科大学, 薬学部, 講師 (30183916)
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研究分担者 |
林健 志 九州大学, 遺伝情報実験施設, 教授 (00019671)
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研究期間 (年度) |
1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
1995年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
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キーワード | キャピラリー電気泳動 / キャピラリーアレイ電気泳動 / SSCP / PCR / がん / 遺伝子診断 / レーザー蛍光検出 |
研究概要 |
本研究においては、既に開発した新規DNA解析法であるCE-LIFシステムとF-SSCPを有機的に結合した高性能遺伝子診断システムを開発し、がん遺伝子およびがん抑制遺伝子に存在する変異および多型を高い感度で検出できることを実証した。また、キャピラリーアレイ電気泳動(CAE)開発に必要な新規ゲルの開発を行った。 1.蛍光ラベル化したがん遺伝子あるいはがん抑制遺伝子のワイルドタイプおよび変異型をPCRにより増幅し、CE-LIFシステムを用いて、F-SSCP法により解析した。その際の条件検討を行った。 2.がん遺伝子あるいはがん抑制遺伝子の変異および多型を検出するための最適条件を検討した結果、解析に要する時間は、100塩基程度のDNAで30分、300塩基程度のDNAでは60分であった。以上の検討によりCE-LIFとF-SSCPを結合し、CE-LIFの迅速さ、高感度さとF-SSCPの簡便さを兼ね添えたがんの高性能遺伝子診断システムを開発した。 3.キャピラリーアレイ電気泳動(CAE)を開発するために、新たに、熱可逆性ゲルである数種の新規ゲルを開発した。このゲルは、室温ではSSCP解析を行い、ゲルの温度を上昇させるとキャピラリーから押し出し新たなゲルと交換できる。従って、この新規ゲルを用いれば、ゲル充填キャピラリーを大量に調整することなく、測定毎にゲルを交換するだけで、高精度なSSCP解析を行うことができる。 これらの成果は、がんの遺伝子診断を高速化・高精度化する上で重要な貢献をなすものである。以上の研究成果を基礎に、さらに、システムを発展させて、多数のがん遺伝子・がん抑制遺伝子を同時に解析できるCAEシステムを開発し、F-SSCPと組み合わせ多数の遺伝子の多型を同時に検出できるがんの超高速遺伝子診断システムを確立するための検討を行う。
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