研究課題/領域番号 |
07276102
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
土屋 友房 岡山大学, 薬学部, 教授 (80012673)
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研究分担者 |
山口 明人 大阪大学, 産業科学研究所, 教授 (60114336)
野間 昭典 京都大学, 大学院・医学研究科, 教授 (00132738)
清野 進 千葉大学, 医学部, 教授 (80236067)
笠原 道弘 帝京大学, 医学部, 教授 (40010102)
乾 賢一 京都大学, 大学院・医学研究科, 教授 (70034030)
北里 宏 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (20079700)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
108,100千円 (直接経費: 108,100千円)
1997年度: 29,600千円 (直接経費: 29,600千円)
1996年度: 32,000千円 (直接経費: 32,000千円)
1995年度: 46,500千円 (直接経費: 46,500千円)
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キーワード | イオン / トランスポータ / チャネル / 構造と機能 / シンポータ / アンチポ-タ / クローニング |
研究概要 |
ヒト先天性グルコース・ガラクトース吸収不全症の症例について、Na^+/グルコースシンポータのArg135がTrpに変換していることを明らかにした。Na^+/メリビオースシンポータについては、多数のキメラ体の作製と解析、部位特的変異導入による解析などから、大腸菌のメリビオース輸送タンパク質のIle304とVal312がH^+共役に関与していること、Asn58がNa^+認識に関与していることを明らかにした。また、ヒトH^+/オリゴペプチドシンポータの活性調節に関わるpH感受性制御因子をクローン化し、構造・輸送制御特性を明らかにした。 H^+/テトラサイクリンアンチポ-タについて、部位特異的Cys変異体を用いて膜貫通領域を正確に決定する方法を確立した。また、基質入口のゲート部位にあるGly64の解析から、膜を隔てた遠隔コンフォーメーション効果の存在を明らかにした。大腸菌と腸炎ビブリオのNa^+/H^+アンチポ-タNhaA系について膜内配向性が明らかになり、また機能に重要なアミノ酸残基が多数同定された。H^+/ノルフロキサシンアンチポ-タ遺伝子がクローニングされ一次構造が明らかになった。H^+/クロラムフェニコールアンチポ-タとともに構造と機能の関係が明らかになりつつある。一方、心筋のNa^+/Ca^<2+>アンチポ-タとNa^+,K^+ポンプがNa^+を介して密接に相互作用することが明らかになった。 膵β細胞のATP感受性K^+チャネルは、4分子のSURIと4分子のKir6.2から構成されている可能性が示された。また、SURIとKir6.2の遺伝子異常が家族制低血糖症の原因になりうることが示された。ATPはSURIのNBF-1と高親和性で結合し、この結合はMgADPがNBF-2と結合することにより拮抗されることが示された。
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