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レギュレーターとしてのCFTR

研究課題

研究課題/領域番号 07276240
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関岡崎国立共同研究機構

研究代表者

狭間 章博  岡崎国立共同研究機構, 生理学研究所, 助手 (60218394)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1995年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードCFTR / クロライドチャネル / ATP
研究概要

まず、CFTRを介して細胞から分泌されると考えられているATPを単一細胞レベルでリアルタイムで検出するシステムの確立を行った。ATP作動性カチオンチャネル(P_2X受容体)を持つ培養細胞PC12に対してホールセルクランプを行い細胞外からATPを投与すると濃度依存性に電流増加が認められた。細胞から分泌されるATPがこのPC12を用いて検出できるかどうか調べるために、すでにインシュリンと共にATPを分泌することが知られている膵β細胞にホールセルクランプを行ったPC12を接触させグルコース刺激を行うとATP作動性電流が観察された。グルコースと共にATP分解酵素であるApyraseを投与するとこの電流は抑制された。この様にPC12を用いたATP検出システムが単一細胞より放出されるATPを検出できることが明らかとなった。次にこのシステムをCFTRを持つ培養大腸上皮細胞T84に対して応用した。T84にホールセルクランプを行ったPC12を接触させCAMP刺激(フォルスコリン)を行うとATP作動性電流が観察された。次にルシフェリン・ルシフェラーゼを用いたATPアナライザにより実際に分泌されるATPを測定するとCAPM刺激に応じてATPの増大が認められた。このATPの増大はCFTRのCl^-チャネルとしての阻害剤であるグリベンクラミドにより抑制され、ATPがCFTRを介して放出されることが示唆された。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 狭間章博: "CFTR陰イオンチャネルと嚢胞性線維症" 最新医学. 51. 30-35 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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