研究課題/領域番号 |
07277201
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
加藤 宏幸 北海道大学, 薬学部, 助教授 (60185866)
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研究分担者 |
平 敬宏 北海道大学, 薬学部, 助手 (70197036)
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研究期間 (年度) |
1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1995年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | HIV Tat / 細胞因子 / 転写活性化 / 蛋白間相互作用 / プロテインキナーゼ |
研究概要 |
HIV-1 Tatは、その作用機構に対してのみならず、阻害剤の標的としても関心が寄せられている。本研究では、Tat結合因子のクローン化とその機能解析を目的とした。酵母発現HeLa cDNAライブラリーのスクリーニングにより、Tatに特異的相互作用を示す蛋白(以下TAM2)のcDNAを得た。TAM2は322アミノ酸から成り、N末端付近にSerとGlyに富む領域と、C末端付近にRing Fingerモチーフをとる領域を持つ。活性化に必要なTatのN-末端,Cys,Coreの各領域およびTAM2のRing Fingerモチーフを含む領域が相互作用に必須であることが、酵母内およびin vitroにおいて示された。この相互作用は核抽出液中のnative TAM2に対しても確認された。さらにTAM2はHeLa細胞核抽出液中のプロテインキナーゼを補足し、そのキナーゼによって強くリン酸化を受けた。このキナーゼはRNA pol II CTDもリン酸化した。以上からTAM2はTatとプロテインキナーゼを結びつける役割を持ち、TatによるHIV LTR転写活性化に必須な存在であることが示唆された。同様に手法でHIV integraseのcofactorであるヒトSNF複合体の構成因子hSNF2に相互作用する蛋白のクローン化を行った。この蛋白(SNF2BP1)はSNF2にin vitroおよびin vivoにおいて特異的相互作用を示すとともに、核抽出液中のSNF2複合体の構成因子もしくは強固に結合する因子であることが判明した。競合実験から、レチノイン酸リセプターに依存した転写活性化に必要な因子であった。よってHIV cofactorであるSNF複合体の機能的サブユニットの1つと考えられる。
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