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嗅覚記憶を制御する遺伝子のクローニングと機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 07278221
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関京都大学

研究代表者

別所 康全  京都大学, 医学研究科, 助手 (70261253)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1995年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
キーワード神経可塑性 / サブトラクション法 / 副嗅球
研究概要

マウスの鋤鼻器-副嗅球系で成立するフェロモンに対する記憶の系は、記憶を担っている部位がはっきりしていること、個体レベルで解析を行なうことができることから記憶のメカニズムの探索に優れた系である。フェロモンの記憶は、30-50日間保持され、記憶の誘導には新規のタンパク合成が必要である。従って、本研究において我々はフェロモン記憶の誘導時に副嗅球において、シナプスの可塑的変化の維持に関与する遺伝子の同定を試みた。
雌マウスをmatingさせたあと、フェロモン刺激として雄マウスの尿の匂いをかがせ、雌マウスにフェロモンの記憶を誘導する。その後、30分-6時間の適当な時間に副嗅球を取り出し、RNAを抽出しcDNAを合成して、フェロモンに暴露しないコントロールの雌マウスから取り出した副嗅球のRNAとサブトラクションを行ない、フェロモンの記憶を誘導することによって増加する遺伝子、又は減少する遺伝子を同定する。同定したcDNAの遺伝子産物の機能を、阻害剤、中和抗体、アンチセンスオリゴヌクレオチドなどを副嗅球に直接注入することで抑制し、個体レベルで遺伝子産物がフェロモンの記憶に対してどのような影響を及ぼすかを解析する。このような手法で同定した遺伝子がシナプスの可塑的変化を制御し、記憶を制御することを示す計画である。
現在、サブトラクション法で複数の候補のクローニングに成功しており、それらを解析中である。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Yoshihito Tokita: "Charocterization of Excitatory Amino Acid Neurotoxicity in N-Methyl-D-Aspartate Receptor-deficient Mouse Cortical Neuronal Cells" European Journal of Neuroscience. 8. 69-78 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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