研究課題/領域番号 |
07279234
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
田中 英明 熊本大学, 医学部, 教授 (90106906)
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研究分担者 |
調 恒明 大分医科大学, 医学部, 助教授 (50179058)
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研究期間 (年度) |
1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
1995年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
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キーワード | 運動ニューロン / ニワトリ胚骨髄 / Differential Display / cDNAクローニング / in situハイブリダイゼーション |
研究概要 |
運動ニューロンは、発生直後から、標的筋へ到達する軸索成長、シナプスの形成、細胞死、上位中枢からのシナプス形成といった脳神経系の発生において重要なイベントを経て回路形成を完成させることが詳しく解析されてきたが、これらの過程に重要な役割を担う分子の多くは未知である。 今年度は、運動ニューロンの軸索が肢基部の神経叢に伸長する4日目胚(E4)脊髄全体や特異抗体を用いたパンニング法により精製した運動ニューロンのmRNAについてDifferential Display法を行ない、34個のcDNAバンドを回収し、シークエンスしたところ、Gluリセプターなど既知分子も含まれていたが、in situハイブリダイゼーションによる二次スクリーニングの結果、運動ニューロンに特異的に発現する未知の分子として4つの分子を同定した。 そのうちクローン30-3はE3から運動ニューロンで発現が見られ、E5くらいから神経管全体に発現が広がる。後根神経節、脳でも発現し4kのcDNAクローンを得ている。クローン49-7はE4、E5の運動ニューロン全体に薄く発現する。クローン37-4は5.5kの全長のcDNAクローンであり、E4から腰部運動ニューロンにのみ発現が見い出され、膜蛋白分子と考えられる。
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