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ショウジョウバエを用いた特異的神経認識の分子遺伝学

研究課題

研究課題/領域番号 07279243
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関岡崎国立共同研究機構

研究代表者

能瀬 聡直  岡崎国立共同研究機構, 基礎生物学研究所, 助手 (30260037)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1995年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
キーワード神経筋結合 / 神経認識 / connectin / 筋肉 / LRR / 細胞接着分子 / 神経特異結合 / 運動神経
研究概要

我々はショウジョウバエ神経-筋結合をモデル系として、神経特異認識に関与する分子の同定、機能解析を行っている。これまでに、神経-筋標的認識分子の候補として、ともにleucine rich repeat(LRR)ファミリーに属するconnectin,Tollを同定することに成功している。
(1)connectinの機能解析
connectinは神経-筋結合過程において、一部の運動神経(特にSNa)の軸索と成長円錐、およびその標的筋肉(♯21-24)において特異的に発現している。MHC(myosin heavy chain)のプロモーターを利用し、Connectinを、すべての筋肉において異所発現した。その結果約65%の体節においてSNaが、標的領域近傍の筋肉♯12に対し軸索を伸ばし異所的なシナプスを形成するのが観察された。さらに、筋肉における発現はそのままにして、神経SNa側でのConnectinの発現をなくしたところ、異所的シナプスの形成は見られなかった。以上の結果っからconnectinはともにこの分子を発現する運動神経と筋肉間の誘引的な相互作用を介することにより神経-筋標的認識分子として働くことが分かった。
(2)新たな神経-筋認識候補分子の同定
一部の筋肉および少数の神経細胞において特異的にレポーター遺伝子を発現する、エンハンサートラップ株P750についてcDNAのクローニング、構造決定を行った。その結果、P750はconnectin、Tollと同じく、LRRファミーリーに属する膜貫通型蛋白質をコードすることが分かった。特定の神経や筋肉の表面において発現すること、また同じファミリーに属するconnectinについて示されている機能などから、この分子は新たな神経認識分子であることが期待された。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] A.Nose,M.Takeichi and C.S.Goodman20GB01:Molecular genetic analysis of the role of Connectin in neuromuscular recognition in Drosophila: Basic Neuroscience in Invertebrates(Japan Sci.Soc.Press). (発表予定). (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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