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モルテン・グロビュール状態における分子内運動のO-ROESY法による研究

研究課題

研究課題/領域番号 07280207
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関岐阜大学

研究代表者

桑田 一夫  岐阜大学, 医学部, 助教授 (00170142)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1995年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
キーワードO-ROESY / 緩和行列 / スペクトル密度関数 / オーダーパラメーター / 緩和時間 / モルテン・グロビュール
研究概要

O-ROESY法のための完全緩和行列法のプログラム(1.CORMA-O-ROESY,2.MARDIGRA-O-ROESY及び3.NONLINEAR-O-ROESY)をFortranで作成した。1は蛋白質または核酸のpdbフォーマット・ファイルから2次元O-ROESYスペクトル強度を算出する。2は、2次元O-ROESY実験から得られた強度から各核間ベクトルの交差緩和時間を完全緩和行列法により算出する。3は2の出力より、スペクトル密度関数(Lipari-Szabotype)のオーダー・パラメーター及び内部回転緩和時間を算出する。2種類の青磁場を用いた場合の3の出力のユニークネスは完全探索法により確認した。
またO-ROESY法は未だ理論的に曖昧な部分があったので、れらの点を出来るでけ解決した。即ち、スカラー・カップリングの影響及び遅い(msecオーダー)の運動の影響である。前者はオフ・レゾナンス・ラジオ波照射場では、現実的に無視出来るようになる事が示された。また後者に関しては、O-ROESY法を通じて系統的に観測可能である事が示された。同時にO-ROESY法の量子電磁気力学(QED)的な計算法が、パルスEPRやPHOTON ECHOの様な時間分解光供鳴法に対しても一般に適用出来る事が分かった。
実験では,チトクロームCのa.天然状態、b.モルテン・グロピュール状態、c.変性状態について1次元及び2次元O-ROESY測定を行った。1次元スペクトルによる緩和時間解析では、bでは、aやcよりも部分的に緩和時間の短い成分が存在する事が分かった。
NMR的にみた場合、これが疎水性コアに由来するのかどうか、現在検討している。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 桑田 一夫: "蛋白質・核酸系の核磁気緩和現象(I)" 生物物理. 35. 19-23 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Kazuo Kuwata: "Polariztion-Operator Formalism Description of the Off-Resonance ROESY Experiment" J.Magn.Reson.114. 219-229 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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