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HTLV-I Rex/HIV-1 Revと核-細胞質間輸送タンパク質の分子相互作用

研究課題

研究課題/領域番号 07282209
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関京都大学

研究代表者

安達 喜文  京都大学, 化学研究所, 助手 (50201893)

研究分担者 上田 國寛  京都大学, 化学研究所, 教授 (00027070)
研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1995年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード核-細胞質間輸送 / 核小体局在化シグナル / HTLV-I / HIV-I / Rev / Rex / B23 / SET
研究概要

Rex/Revによるトランス活性化では、核小体移行シグナル/RNA結合領域とロイシンモチーフ/活性化領域の2つが必要不可欠である。Rex/Rev-mRNA複合体の細胞質移行に関わる活性化領域に特異的な結合をする細胞質タンパク質を、Molt-4細胞よりRex/Revの活性化領域ペプチドを用いたアフィニティークロマトグラフィー法にてそれぞれ単離精製した。2つの活性化領域結合タンパク質は分子量18kDaで、微量エドマン法による内部アミノ酸配列の解析より、ともにプロサイモシンα(ProTα)であることが明らかになった。ProTαが感染細胞内のRex/Revと生理条件下で結合することも抗RexN'IgG/抗RevM IgGを用いた免疫沈降により確認することができた。ProTαの一次構造上の特徴は、N'/C'-両端のリシンに富む領域と中央部のグルタミン酸ストレッチ領域にある。N'/C'-端領域のリシン残基を化学修飾することによりRex/Revへの結合が消失することを見出し、活性化領域結合における重要性を明らかにした。また、ProTα中央部のグルタミン酸領域が、核小体移行シグナル/RNA結合領域への結合タンパク質であるB23/SETと相同性をもつこともわかった。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Satoshi Kubota: "Binding of Human Prothymosin α to the Leucine-motif/Activation Domains of HTLV-I Rex and HIV-1 Rev." Eur.J.Biochem.233. 48-54 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 安達喜文: "レトロウイルス感染と核-細胞質間輸送" 実験医学. 14. 62-72 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 安達喜文: "核小体タンパク質輸送の分子機構" 生化学. 68. 35-41 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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