研究課題/領域番号 |
07283102
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
山本 正幸 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (40114706)
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研究分担者 |
西田 栄介 京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (60143369)
岸本 健雄 東京工業大学, 生命理工学部, 教授 (00124222)
佐方 功幸 九州大学, 大学院・理学研究科, 教授 (80142024)
小川 智子 国立遺伝学研究所, 細胞遺伝研究系, 教授 (80028208)
松本 邦弘 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 教授 (70116375)
飯野 雄一 東京大学, 遺伝子実験施設, 助教授 (40192471)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
310,200千円 (直接経費: 310,200千円)
1998年度: 62,000千円 (直接経費: 62,000千円)
1997年度: 62,700千円 (直接経費: 62,700千円)
1996年度: 76,000千円 (直接経費: 76,000千円)
1995年度: 109,500千円 (直接経費: 109,500千円)
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キーワード | 減数分裂 / 分裂酵母 / 出芽酵母 / 線虫 / アフリカツメガエル / 卵成熟 / Mos / RNA / ヒトデ / MAPキナーゼ / meiRNA / 微小管結合蛋白質 / MPF / RNA結合蛋白質 / 細胞分裂周期 / 無細胞系 / cdc2キナーゼ |
研究概要 |
本研究で得た主要な成果は以下の通りである。1.分裂酵母における減数分裂のマスター制御因子であるMei2タンパク質はリン酸基が外れると減数分裂誘導機能を発揮する。Mei2はRNA結合タンパク質で、meiRNAと協同して減数第一分裂を誘導するが、meiRNAはMei2を核に輸送するための補助因子であり、それがこのRNAの本質的な機能である。2.アフリカツメガエルの卵成熟機構を検討した結果、従来の通説を覆す結果を得た。第一に、卵成熟の開始にcAMP依存症プロテインキナーゼ(PKA)活性の低下は必須条件ではない。第二に、Mosが分裂停止因子(CSF)活性を発揮する際にcdk2キナーゼ活性は関与していない。第三に卵成熟に核の内容が関与する証拠を得た。3.無脊椎動物のヒトデからMosホモログをクローン化し、卵成熟過程で減数第二分裂中期停止をおこす脊椎動物以外にもMosが存在することを証明した。Mosは減数第一分裂終了時に初期胚型体細胞周期に移行する潜在能力をを抑えて減数第二分裂を誘起すると考えられた。4.減数分裂M期を制御するサイクリンB1に核外移行シグナル(NES)があることを見出し、NESによる核外移行機構がDNA損傷チェックポイントに関与している可能性を示した。5.出芽酵母の減数分裂組換えは、組換えのホット・スポットにおける二重鎖切断と、その末端の消火で始まる。Mrellp、Rad50p、Xrs2pは両反応に関与するが、それぞれの場合で異なったタンパク質複合体を形成して働いている興味深い事実を示した。6.線虫においてRNA結合タンパク質をコードするdaz-1遺伝子の機能が、卵形成時の減数分裂には必須であるが、精子形成時の減数分裂には不要である事を示した。daz-1遺伝子を欠くと、雌の減数分裂は第一分裂前期の太糸期で停止した。
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