• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

生殖細胞における染色体テロメアの機能構造の解析

研究課題

研究課題/領域番号 07283210
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東京工業大学

研究代表者

石川 冬木  東京工業大学, 生命理工学部, 助教授 (30184493)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1995年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワードテロメレース / 蛋白質精製
研究概要

生殖細胞のような不死化細胞において、このような通常のDNA合成機構のみでは染色体DNA末端が短小化することに拮抗する機構として、現在多くの支持を集めているのがテトラヒメナにおいて初めて同定されたテロメレースである。テロメレースはテロメアDNAを構成する単純繰り返し配列をその末端に新規に合成付加する作用を持ち、内在するRNAを鋳型とする一種の逆転写酵素と考えられている。しかし、現在、生殖細胞特異的にテロメレースが発現している分子機構はもちろんのこと、生殖細胞系列がmitosisとmeiosisを繰り返して維持されているどの段階の細胞において活性があるのかすら不明なままであるのが現状である。そこで、本研究においては、ヒトテロメレースの検出系の開発と酵素の精製を試み、以下の様な結果を得た。
ヒトテロメレースは、きわめて微量にしか存在しないために、その生化学的な研究のためには高感度かつ定量性に富むテロメレースの検出系の開発が不可欠であった。我々は、テロメレースの産物であるテロメア繰り返し配列をPCRを用いて高感度に検出することで、高感度かつ定量性よくテロメレース活性を測定する系(Stretch PCR assay)の開発に成功した。この系を用いて、これまで純化精製の報告のないヒトテロメレースの精製を試み、テロメレースの蛋白質成分と思われる数種類の蛋白質を同定した。現在、この蛋白質の構造解析を行っている。今後、この蛋白質をコードしている遺伝子をクローニングすることにより、テロメレースが生殖細胞では、活性が強く、体細胞では低い分子機構の解明を進めたい。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Kajita, Y., Nakayama, J., Aizawa, M., and Ishakawa, F.: "The UUAG-specific RNA binding protein, hnRNP D0: Common modular structure and binding properties of 2xRBD-Gly family" J. Biol. Chem.270. 22167-22176 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Kajita, Y., Kobatake, E., Ishikawa, F., and Aizawa, M.: "Bioluminescent detection of RNA with sequence-specificity using RNA binding protein-luciferase fusion protein" J. Biotechnol.43. 63-70 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi