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減数分裂に特異的なRNAスプライシング

研究課題

研究課題/領域番号 07283220
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関大阪市立大学

研究代表者

下田 親  大阪市立大学, 理学部, 教授 (80047290)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1995年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワード分裂酵母 / 減数分裂 / RNAスプライシング / イントロン / 有性生殖
研究概要

分裂酵母の減数第二分裂に必須のmes1遺伝子は1個の短いイントロンにより2つのエクソンに分断されている。mes1イントロンは減数分裂細胞においてのみスプライスされる。減数分裂特異的スプライスの機構を明らかにするため、mes1スプライシングのためのシス因子とトランス因子の同定を試みた。
1.シス因子:mes1イントロンの5'および3'スプライス部位はGTTとCAGであり、いずれもコンセンサスから外れている。そこで,これらの配列に突然変異を導入し、コンセンサス配列に戻した遺伝子を作成した。これらの変異株でスプライシングが構成的に起こるようになるかどうかを現在検討している。
2.トランス因子:mes1遺伝子の第2エクソンにlacZをin frameで融合させたmes1-lacZ遺伝子を野生型株に導入した。この株をEMSで処理しβガラクトシダーゼ活性の現れないスプライシング変異株をスクリーニングした。約5万株から得られた71株の変異株の多くは有性生殖に何らかの異常や欠損を持つことが分かった。そのうち、表現型の明確な10株について詳細に検討した。その結果、減数第一分裂前期に欠損を示す株が得られ、現在細胞生物学的な検討と遺伝子クローニングを続行している。また、接合と胞子形成に欠損を示す株が得られたことから、減数分裂のみならず、有性生殖の種々のステップでRNAスプライシング段階の制御が働いていることが示唆された。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 前川裕美・下田 親: "DEADボックス蛋白質:多彩な機能を持つRNAへリカーゼ" 化学と生物. 33. 497-505 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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