研究課題/領域番号 |
07283221
|
研究種目 |
重点領域研究
|
配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 国立遺伝学研究所 |
研究代表者 |
杉山 勉 国立遺伝学研究所, 個体遺伝研究系, 教授 (40000260)
|
研究分担者 |
藤沢 敏孝 国立遺伝学研究所, 個体遺伝研究系, 助教授 (60000262)
|
研究期間 (年度) |
1995
|
研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
|
配分額 *注記 |
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1995年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
|
キーワード | ヒドラ / 上皮ヒドラ / 偽上皮ヒドラ / 精子限定幹細胞 / 卵子限定幹細胞 / Differential Display PCR / ヒドロキシウレア / 間幹細胞 |
研究概要 |
ヒドラの間幹細胞(interstitial stem cells)は多能性幹細胞で、生殖細胞(精子、卵子)と、体細胞(神経細胞、刺細胞、腺細胞)の両方に分化する。 我々はさきにヒドロキシウレア処理法により、(1)全幹細胞を失った“上皮ヒドラ"、(2)精子のみに分化する生殖幹細胞だけを持つ“雄性偽上皮ヒドラ"、(3)卵子のみに分化する生殖幹細胞だけを持つ“雌性偽上皮ヒドラ"を分離した。この3種ヒドラから全RNAを抽出し、Differential Display PCR法を用い、遺伝子発現の比較を行った。その結果、雄性又は雌性偽上皮ヒドラに存在するが上皮ヒドラには存在しない転写産物を7種、雄性偽上皮ヒドラに存在するが雌性偽上皮ヒドラに存在しない転写産物を2種、同定することができた。この転写産物はそれぞれ生殖幹細胞または精子限定生殖幹細胞で特異的に発現される遺伝子物産である可能性が高い。この遺伝子のクローニングを常法に従い進めている。
|