研究課題/領域番号 |
07300015
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究機関 | 東洋大学 |
研究代表者 |
倉内 史郎 東洋大学, 文学部, 教授 (30057947)
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研究分担者 |
山本 慶裕 国立教育研究所, 生涯学習研究部・生涯学習開発評価研究室, 室長 (50135646)
荒井 克弘 大学入試センター, 研究開発部, 教授 (90133610)
小澤 周三 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (80012558)
喜多村 和之 国立教育研究所, 教育政策研究部, 部長 (30034664)
元木 健 川村学園女子大学, 教育学部, 教授 (20027957)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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キーワード | 生涯学習 / 専門学校 / 高等教育 / 専門士 / 18歳人口 / 職業教育 / 専門的知識・技術 / 学歴評価 / 新規採用 |
研究概要 |
産業構造の変化や技術革新の進展、18歳人口の急減にともない、今後専門学校が大学・短大等と役割分担しながら専門学校としてのアイデンティティを明確にし、生涯学習機関・高等教育機関・職業教育機関として、それぞれ果たす役割を知るため、専門学校が抱える諸問題を把握し、具体的改善策に関する研究を行った。 平成7・8年度には、(1)専門学校教育に対する評価や期待、専門学校の生涯学習への取り組みを把握するため、企業2000社・専門学校660校・高校500校を対象にアンケート調査を実施した。その結果、(a)企業が専門学校卒業者に対し、「実践的な専門知識・技術」について優れていると評価していること、(b)多くの専門学校が教育改善・生涯学習へ積極的に取り組んでいること、(c)高校が専門学校に対し、専門性を重視した教育に期待していること等が明らかになった。(2)アンケート調査結果を踏まえ、首都圏の専門学校を対象に、具体的な18歳人口急減への対応策、教育改善とその問題点についてヒアリングを行った。取材内容から、(a)多くの専門学校で、大学・短大との差別化を図り、実践を重視する教育等、専門学校の特色を明確にしようとしていること、(b)企業など他機関との連携の例等が明らかになった。平成9年度には、(3)企業・専門学校・高校の代表者を集め、3者合同討議を開催した。先に実施されたアンケートやヒアリング調査結果をもとに、(a)専門学校卒業者の活動分野、(b)専門学校教育に対する評価や期待、(c)社会のニーズに対応したカリキュラム開発等について意見交換を行った。 3年間にわたる調査の結果から、高等教育段階における職業教育機関である専門学校の将来像について、実証的研究が行われ、数多くの知見が得られた。
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