研究課題/領域番号 |
07301024
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 総合 |
研究分野 |
社会学(含社会福祉関係)
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研究機関 | 阪南大学 |
研究代表者 |
村田 充八 阪南大学, 経済学部, 教授 (30174303)
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研究分担者 |
三木 英 英知大学, 文学部, 助教授 (60199974)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1996年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1995年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 宗教社会学 / 民俗宗教 / 生駒地域 / 占い / 信者 / 講 / 供養 / 入信 / 生駒調査 / 宗教民俗学 / 講集団 / 水子供養 / 聖天信仰 / 供養場 / 生駒 / 宗教 / 集団と社会倫理 / 宗教加入 / 世俗化 / 社会学的視座 |
研究概要 |
平成8年度は、平成7年度の研究調査をもとに、学会共同発表、並びに、報告書作成のために力を尽くした。 研究代表者村田充八は、昨年に引く続き、生駒地域の宗教集団の「講」について聞き取りと、ま資料収集を行なった。研究分担者三木は、生駒地域の民俗宗教の調査を続け、天竜院はじめ多くの信者たちの聞き取りを重ねた。 これらの成果は、96年5月25日に行われた倉敷芸術科学大学における関西社会学会において、研究担者である三木を中心に、4名の研究協力者が学会発表を行なうことができた。共同報告は「生駒の宗教と社会」と題し、三木英が「10年後の生駒の神々」、種田博之が『石切神社』参道における『運命鑑定業者』の実態-1985年と現在(1996年)との比較より-」、中西尋子が「聖天信仰者の入信過程」、星野智子が「南陽院の水子供養についての社会学的-考察」を発表した。 村田は、96年6月29日の阪南大学公開講座において「生駒の神々をたずねて」と題して講演し、それは加筆訂正のうえ『阪南大学公開講座 河内の歴史と分化』(阪南大学産業経済研究所、1997年3月)に記載された。 また、95年4月から97年3月まで2年間に行ってきた調査の研究の成果は、97年3月に『民俗宗教の動態-生駒宗教調査-』と題して研究成果報告としてまとめることができた(村田充八・三木英編著、阪南大学産業経済研究所刊)。そこには6本の論文をおさめることがきた。 論文名は次の通りである。三木英・福富康人・敷波郁夫「10年五の生駒の神々」。三木英「山を降りて街のなかへ-民俗宗教の行方-」。星野智子「現代日本社会と水子供養-奈良県の二団体の水子供養調査を通して得た知見-」。種田博之『石切神社』参道における『占い師』の実態-1985年と1986年との比較-」。中西尋子「信仰の継承-聖天信仰者のライフヒストリーから-」。村田充八「生駒の講-意味と活動の変化-」。 なお、これらの論文は、加筆された形で、1998年3月刊行予定の『神宿る都市空間』(創元社)の一部として掲載される予定である。
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