研究課題/領域番号 |
07301043
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 国文学研究資料館 |
研究代表者 |
森 安彦 国文学研究資料館, 史料館, 教授 (30020613)
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研究分担者 |
高木 俊輔 国文学研究資料館, 史料館, 教授 (90022186)
保坂 裕興 駿河台大学, 文化情報学部, 講師 (30219159)
渡辺 尚志 (渡邊 尚志) 一橋大学, 社会学部, 助教授 (10192816)
笠谷 和比古 国際日本文化研究センター, 教授 (90124198)
松田 之利 岐阜大学, 教育学部, 教授 (90021766)
丑木 幸男 国文学研究資料館, 史料館, 教授 (60223525)
鈴江 英一 国文学研究資料館, 史料館, 教授 (30259999)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 6,500千円)
1997年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1996年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1995年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
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キーワード | 文書 / 組織体の構造 / 文書管理 / 文書様式 / 文書群の階層構造 / 保管容器 / 史料 / 史料管理 / 組織構造 |
研究概要 |
(1)高山町会所・戸長役場文書(高山市郷土館蔵)の調査を6度に渡り行い、同文書の一次的整理を終了した。また、飛騨郡代高山陣屋文書(岐阜県歴史資料館蔵)の調査および写真撮影を2度行った。 (2)全体研究会を1996年3月、1997年2月、1997年11月と3回行った。報告は以下の通りである。第一回、大友一雄「岐阜県歴史資料館蔵『飛騨郡代高山陣屋文書』調査報告-飛騨郡代高山陣屋の組織構造と文書群管理の一端に注目して-」、渡辺浩一「高山町会所文書の史料『管理』と原秩序」、丑木幸男「近代的史料管理秩序の形成-高山町会所・戸長役場文書の引継目録からみた-」。第二回、青木睦「高山町年寄保管の文書保存容器について」、渡辺尚志「大名家文書の中の『村方文書』-松代真田家文書を事例として-」、高木俊輔「梅村騒動と郡中惣代」。第三回、福田千鶴「幕府勘定所と陣屋-「伺書」のライフサイクルをめぐって-」、保坂裕興「地方町方文書雛形研究についての小報告」、佐藤孝之「近世前期の広域村落支配の史料の作成・授受・管理機能-北遠幕領を事例として-」、笠谷和比古「文書館学と史料学」。 (3)以上の調査・研究活動の集大成として、1998年3月に研究成果報告書『幕藩領主文書と村方・町方文書群の発生・展開並びに伝存に関する史料学的研究』を刊行した。そのなかの研究ノートの第一部は、調査対象地域である飛騨地方に焦点をあて、幕府勘定所と飛騨郡代の関係、近世高山の都市社会構造、都市・農村における文書作成業者、維新期から近代にかけての文書の取り扱いや管理秩序の変容について論じ、史料学的方法を用いて地域社会の多面的な様相を明らかにする基礎を築いている。第二部では、対象を飛騨以外の地域に求め、第一部では論じきれなかった多様なテーマを追求した。
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